新潟医療福祉大学 学長
西澤 正豊Masatoyo Nishizawa
新潟医療福祉大学は、保健・医療・福祉・スポーツを学ぶ6学部15学科と大学院を有する、全国最大級の医療系総合大学です。地域で生活しているクライアント(対象者)のQOLを支える「優れたQOLサポーター」を社会に送り出し、地域社会に貢献すること、また国際交流を促進することを使命としています。
QOLとは、Quality of Lifeの略ですが、Lifeには“生活”だけでなく、“人生”や“命”という意味もあります。「優れたQOLサポーター」とは、クライアント一人ひとりのQOLを高める方策をクライアントの立場になってともに考え、課題解決に向かって多職種の専門職と連携し協働できる人材です。
そのために修得すべき5つの能力を、本学では「STEPS」と定義しています。第一は、専門分野における高度な「知識と技量を身につける力(Science & Art)」、第二は、地域の現場で求められる「チームワークを高め、リーダーシップを発揮する力(Teamwork & Leadership)」、第三は、豊かな感性を持って「クライアントを力づける能力(Empowerment)」、第四は、いかなる課題に直面しても、解決への道を探りながら職務を遂行できる「問題を解決する力(Problem-solving)」、第五は、クライアントのために働くことを通じて「自己を実現する力(Self-actualization)」です。この5つの英語の頭文字をとって「STEPS」と呼んでいます。
本学は、この「STEPS」を身につけるために最適な環境を有しています。それは、保健・医療・福祉・スポーツの分野で活躍する人材を輩出する15学科全てがワンキャンパスに集まっている、という唯一無二の環境です。他の専門職を目指す学生と同じキャンパスで学生生活を送ることで、自然に他学科との交流が生まれ、他職種理解が進みます。また、学科の枠を越えてチーム医療を実践的に学ぶ「連携教育」を通じ、連携と協働を身につけることができます。本学で「STEPS」を修得すれば、卒業後も学び続け、QOLサポーターとしてさらに成長することができるようになります。
このように、本学は、「誰かの役に立ちたい」という“利他のこころ”を持つ人がその目標を実現できる大学です。必要な技量を身につけ、資格を取って専門職になり、社会や地域で誰かの役に立ちたいという未来をイメージしている皆さんは、ぜひ「優れたQOLサポーター」を育成する本学で学んでください。
新潟医療福祉大学は
5つの"STEPS"で
優れたQOLサポーターを育成します。