全国でも導入例の少ない最新機器を活用した臨床現場さながらのリアルな環境で看護技術を1年次から段階的に学ぶことができるのが最大の特色です。乳児・小児・成人・妊婦の高性能シミュレータは、コンピュータ制御によって涙を流したり、会話ができたりと患者様の様子を表現し、リアルタイムで変化していく臨床現場を再現できます。シミュレータに現れる様々な症状に対して学生自らが必要な看護を考え、それを繰り返し実践し、何度も経験を重ねることで高い看護実践力を身につけていきます。
看護学部
Department of Nursing 看護学科
全国でも導入例の少ない最新機器を活用した臨床現場さながらのリアルな環境で看護技術を1年次から段階的に学ぶことができるのが最大の特色です。乳児・小児・成人・妊婦の高性能シミュレータは、コンピュータ制御によって涙を流したり、会話ができたりと患者様の様子を表現し、リアルタイムで変化していく臨床現場を再現できます。シミュレータに現れる様々な症状に対して学生自らが必要な看護を考え、それを繰り返し実践し、何度も経験を重ねることで高い看護実践力を身につけていきます。
演習の振り返り学習を支援
シミュレータを用いた実習の様子を別室のモニターでリアルタイムに観察・録画・録音ができるようになっています。この機能を活用して振り返り学習を行うことで、現状の課題を確認し、自分に必要な知識や技術の向上に繋げています。
医療系総合大学であるメリットを活かし、他学科と関わりながらチーム医療における看護師の役割を理解します。救急救命学科教員による応急手当の技法、臨床技術学科教員による医療機器の取り扱い方法まで、分野に特化した教員による直接指導を通して、他分野に関する専門知識を学びます。看護師は常に患者様に寄り添う医療従事者。臨床現場では多くの専門職種と協働しています。ワンキャンパスの強みを最大限に活用して学生のうちからチーム医療のあり方を実践的に学び、医療現場で即戦力となれる知識と技能を高めています。
臨床技術学科教員から人工呼吸器の仕組みや使用法を学んでいる様子
救急救命学科教員から災害時の処置を学んでいる様子
早期からの国家試験対策で国内有数の高い合格率を誇る看護学科は、ダブルライセンスの資格取得に向けた授業や演習も豊富です。助産師の業務である分娩介助技術を身につける演習や保健師に必要な健康教育など、それぞれの資格に応じた学習環境と経験豊富な教員のサポートを通して、助産師や保健師、養護教諭といった資格取得を実現。看護師+αの資格を手にすることで、医療機関以外にも活躍のフィールドが大きく広がります。
助産学実習では、高性能シミュレータを活用し出産で起こりうる逆子出産など分娩時に起こる様子を再現し、進行状況を見守りながら、母子の安全と健康を守るために行われる専門的な技術と知識を養います。
助産師コースでは「助産学実習Ⅳ」にて、集団の対象者に対する保健指導で健康教育を実施します。出産準備教育は、出産を控えた妊婦とその家族に対して正しい知識を普及・啓発するために自治体や病産院で行われており、ポジティブな出産体験を得るために重要な役割をもっています。教室の開催に向けて、企画書・指導案の作成からリハーサルを経て実施する運営と実施後の評価を行い、助産師による特定の教育場面におけるアプローチについて学び実践力を身につけます。
養護教諭コースでは、「教職実践演習」で4年間の学びの集大成として「がん教育」に関する模擬授業を実施します。近年、がんの罹患率は2人に1人と言われています。児童生徒ががんへの理解を深められるような指導案を作成し、模擬授業を行い、その内容を学生同士で検討します。看護学からの知識も含め、より分かりやすい授業の工夫がされていました。4年間の学びを通し、養護教諭として活躍してくれることを期待しています。
本学科では、国際的な視野に立ち保健・医療・福祉における看護の役割を考える力を養成することを目的に、2年次に「国際看護論演習」の授業の一環でロサンゼルス・ベトナム研修を行っています。また、国際交流締結校である英国イースト・アングリア大学を毎年訪問しています。この研修では、日本と海外の医療現場の違いなどを学び、現地での看護学生と交流をすることができます。本学科では、今後も海外研修を継続し、国際的な視野を養っていきます。
本学大学院修士課程では、「がん看護専門看護師コース」を設けています。2019年12月に本学卒業生第1号である「がん専門看護師」が誕生しました。専門看護師は水準の高い看護を行うための知識と技術を深め、卓越した看護を実践すると認められた看護師です。看護師として5年以上の実務経験の後、修士課程を修了し、専門看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。
2022年10月10日(月)、インドネシアのハサヌディン大学からAriyanti Saleh看護学部長をはじめとした4名の先生方を本学にお迎えし、双方の大学の看護学部間で交流協定を締結しました。
ハサヌディン大学は南スラウェシ州都のマカッサルにある国立の総合大学で、15の学部に37,000人の学生が学んでいます。
本学側からは大山峰生教育担当副学長、宇田優子看護学部長、久保雅義国際交流センター長、佐藤真由美看護学部講師が出迎え、共同研究や、教員ならびに学生間の交流について意見を交換しました。
調印式は終始和やかな雰囲気の中で行われ、調印式の後は会場を移して歓迎昼食会が催されました。
本学がインドネシアの大学と交流協定を結ぶのは初めてのことです。今後ともグローバル化を推進していきます。
看護学科では、「クリミヤの天使」といわれ、まさに現在の看護の基礎をつくったナイチンゲール誕生(5月12日)にちなみ「看護の日記念講演会」を開催しております。講師には、がん看護・メンタルヘルス・救急看護・小児看護・母性看護・老年看護・地域看護に造詣の深い方々を、毎年お招きし、看護が人の幸福を願い、希望ある職業であることをあらためて考える機会としております。
本学科では、年に2回、近隣の高校に出向いて、ピア・エデュケーションを定期開催しています。“ピア”とは、“仲間”の意味で、教員や専門家からの一方的な講義ではなく、同年代の仲間と共に若者たちが抱える様々な問題について一緒に学習する活動です。ピア・エデュケーションの時間は、自分自身の問題としてしっかり考える機会となります。そして何より、開催までの準備ではメンバー同士のディスカッションなどにより、仲間の考えに触れ、意見を通わせることでたくさんの学びを得ることができます。本学科では、これからも近隣高校への教育を通して、地域に貢献していきます。
JICAボランティアOGとして、青年海外協力隊などJICAの行うボランティア事業の紹介と国際保健活動の経験をお伝えしています。新潟県青年海外協力協会、にいがた青年海外協力隊を育てる会では、JICAの活動やボランティアに興味のある方に協力隊ナビやセミナーを開催しており、そこで本学大学院のJICAプログラムも紹介しています。