解剖学実習Ⅰ
理学療法士を含むすべての医療従事者に必要な解剖学の知識を身につけるための実習です。骨格標本や本物の人骨を通して人体の骨格や筋の構造を学ぶことで、理学療法士に必要な人体の基本構造を理解することを目的としています。
リハビリテーション学部
Department of Physical Therapy 理学療法学科
基礎教養科目に実技科目を組み込み、
医学・理学療法を学ぶ姿勢を身につけます
理学療法士を含むすべての医療従事者に必要な解剖学の知識を身につけるための実習です。骨格標本や本物の人骨を通して人体の骨格や筋の構造を学ぶことで、理学療法士に必要な人体の基本構造を理解することを目的としています。
理学療法と関連深い専門基礎科目を学び、
得た知識と技術を実習で実践します
医療面接やカルテからの情報収集・感覚および運動検査の知識・手順を学びます。理学療法の対象となる患者様に適切な評価を行えるよう、各種情報や得られた評価結果をもとに、統合・解釈を行う思考過程を学習します。
専門科目を主体に学び、習得した知識と
技術を実践する臨床実習を行います
内部障害によってもたらされる機能障害や運動制限の成因、病態・回復過程・予後について学習します。また、理学療法におけるリスク管理・評価・運動療法・物理療法、日常生活指導、生活環境支援の理論と技術を系統的に修得します。
総合的な臨床実習・卒業研究を行い、
これらを通して国家試験に備えます
知識と技術を総動員して行う4年間の総仕上げとして、医療機関で実習指導者のもと、理学療法を必要とする患者様の評価・治療を実践します。効果的に行えたかを再評価し、総合的な評価と理学療法プログラムの立案ができるスキルを養います。
●必修科目 ●選択科目 |
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
基礎教養科目群 | ●基礎ゼミ ●情報処理Ⅰ・Ⅱ ●英語Ⅰ・Ⅱ ●スポーツ・健康 ●韓国語Ⅰ ●中国語Ⅰ ●スペイン語Ⅰ ●ドイツ語Ⅰ ●日本語表現法Ⅰ・Ⅱ ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅰ) ●サイエンスライティング ●哲学 ●倫理学 ●ジェンダー論 ●科学論 ●情報科学 |
●情報処理Ⅲ ●アカデミック英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●韓国語Ⅰ・Ⅱ ●中国語Ⅰ・Ⅱ ●スベイン語Ⅰ・Ⅱ●ドイツ語Ⅰ・Ⅱ ●スポーツ・実践 ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅱ・Ⅲ) ●サイエンスライティング |
●アカデミック英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●韓国語Ⅱ ●中国語Ⅱ ●スベイン語Ⅱ●ドイツ語Ⅱ ●スポーツ・実践 ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅳ・Ⅴ) ●サイエンスライティング |
●アカデミック英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●スポーツ・実践 ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅵ) ●サイエンスライティング |
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コアカリキュラム (全学科共通科目) |
保健医療福祉教養科目群 | ●ボランティアの世界
●コミュニケーション学入門 ●対人コミュニケーション論 ●心理学の世界 ●人間を知る ●命の倫理 ●QOLの世界 ●こどもの世界 ●アスリートの世界 ●臨床医の世界 ●加齢と身体 ●食を楽しむ ●眼の神秘 ●義肢装具の世界 ●新潟学 ●国際保健の世界 ●国民の生活と健康を支える仕組み ●現代社会と経済 ●法学Ⅰ・Ⅱ ●臨床の哲学 ●臨床技術の世界 ●留学の魅力 ●シティズンシップ教育入門 ●放射線の基礎と人体への影響 ●新潟水俣病の理解 ●一次救命処置法 ●東洋医学的養生 ●自然人類学概論 ●データサイエンス概論 ●アスリートサポートの世界 ●比較認知科学の世界 ●アカデミック・ライティング |
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保健医療福祉連携科目群 | ●チームアプローチ入門 ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
●連携基礎ゼミ ●保健医療福祉連携学 ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
●保健医療福祉連携学 ●地域連携学 ●連携総合ゼミ ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
●連携総合ゼミ ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
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専門科目 | 講義系 | ●解剖学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●リハビリテーション概論 ●理学療法学概論 ●機能解剖学 ●基礎運動学 ●生理学Ⅰ・Ⅱ ●医療英語Ⅰ・Ⅱ ●理学療法基礎科学Ⅰ・Ⅱ ●教育学 ●教育心理学 ●教育方法綸 ●教育評価 |
●人間発達学 ●精神医学 ●整形外科学Ⅰ・Ⅱ ●公衆衛生学 ●内科学Ⅰ・Ⅱ ●臨床心理学 ●神経科学 ●臨床神経学 ●リハビリテーション医学 ●運動学 ●医療英語Ⅰ・Ⅱ ●教育学 ●教育心理学 ●教育方法綸 ●教育評価 |
●スポーツ医学 ●保健統計学 ●小児科学 ●神経・筋疾患治療学 ●地域理学療法学Ⅰ・Ⅱ ●スポーツ障害理学療法学 ●発達障害理学療法学 ●徒手理学療法学 ●痛み学 ●医療英語Ⅰ・Ⅱ ●骨・関節病理組織学 ●運動制御理論 ●神経・筋機能解析学 ●運動生理学 ●教育学 ●教育心理学 ●教育方法綸 ●教育評価 ●高齢者健康増進学 ●高次脳機能障害学 |
●理学療法管理学 ●スポーツ障害理学療法学 ●発達障害理学療法学 ●徒手理学療法学 ●痛み学 ●医療英語Ⅰ・Ⅱ ●骨・関節病理組織学 ●運動制御理論 ●神経・筋機能解析学 ●運動生理学 ●教育学 ●教育心理学 ●教育方法綸 ●教育評価 |
実習・演習系 | ●解剖学実習Ⅰ・Ⅱ ●生理学実習Ⅰ ●理学療法基礎評価学Ⅰ ●海外フィールド実習 |
●生理学実習Ⅱ ●運動学実習 ●理学療法基礎ゼミ ●臨床実習Ⅰ(検査・測定) ●日常生活活動学 ●筋骨格系理学療法学 ●整形外科理学療法学 ●理学療法基礎評価学Ⅱ ●海外フィールド実習 ●理学療法学課題演習 |
●物理療法学 ●臨床実習Ⅱ(評価) ●中枢神経系理学療法学 ●内部障害理学療法学 ●義肢装具学 ●海外フィールド実習 ●応用肉眼解剖学実習 ●理学療法学課題演習 |
●総合演習 ●臨床実習Ⅲ(総合実習) ●地域リハビリテーション実習 ●海外フィールド実習 ●応用肉眼解剖学実習 ●統計演習 |
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卒業研究 | ●理学療法ゼミⅠ ●研究法 |
●理学療法ゼミⅡ ●卒業研究 |
理学療法士を含むすべての医療従事者に必要な解剖学の知識を身につけるための実習です。骨格標本や本物の人骨を通して人体の骨格や筋の構造を学ぶことで、理学療法士に必要な人体の基本構造を理解することを目的としています。
内部障害によってもたらされる機能障害や運動制限の成因、病態・回復過程・予後について学習します。また、理学療法におけるリスク管理・評価・運動療法・物理療法、日常生活指導、生活環境支援の理論と技術を系統的に修得します。
知識と技術を総動員して行う4年間の総仕上げとして、医療機関で実習指導者のもと、理学療法を必要とする患者様の評価・治療を実践します。効果的に行えたかを再評価し、総合的な評価と理学療法プログラムの立案ができるスキルを養います。
物理療法は、電気や熱などの物理的エネルギーを使って、患者様の機能回復を図る治療法です。最新の機器に触れながら、患者様の麻痺した手足の機能を回復するため、スポーツなどで生じたけがの回復を促進するために必要な知識を、楽しみながら学ぶことができます。
この科目では、アスリートへより良いリハビリテーションを提供できるように、各スポーツ特有の動作によって発生するスポーツ整形外科疾患の発生メカニズムを解剖学、運動学、病理学などの知識を理解・統合して学びます。講義は、トップアスリートへの理学療法経験が豊富な教員が担当します。
この科目では、アメリカやアジア諸国の大学や医療機関をフィールドに施設見学・授業参加・学生交流を行います。学生は、研修のすべての過程に積極的に関わることで、自ら行動を起こせる「セルフスターター」としての能力を高め、異なる価値観を理解するためのコミュニケーション能力を身につけます。
個々の患者様に合わせた治療内容や方針を決定するためには、その障害を適切に「評価」することが重要です。この科目では、関節可動域測定や徒手筋力検査のような基本的な検査測定の知識や手順を学びます。また、身体の骨や筋肉を正確に触る「触察」などの基本技術も修得します。
医療面接やカルテからの情報収集・感覚および運動検査の知識・手順を学びます。理学療法の対象となる患者様に適切な評価を行えるよう、各種情報や得られた評価結果をもとに、統合・解釈を行う思考過程を学習します。
理学療法士が対象とする疾患の中で、整形外科疾患は非常に大きな割合を占めます。この科目では、動作障害や関節障害など、代表的な整形外科疾患に対する理学療法を行うために必要な、病態・障害の回復過程について学びます。そして、整形外科疾患における理学療法評価、治療技術、リスク管理、予防についての知識と技術を修得することを目的とします。
研究法の授業では、理学療法を学んでいく中で生じた素朴な「疑問」を「研究課題」として整理し、科学的な方法で調査して得られた「結論」を、知識として共有できる形にする過程を学びます。将来、実際の現場で出会う様々な課題に対応するための、論理的なアプローチ手法を身につけます。
理学療法士には、ヒトの動きの異常となる原因を考え適切な治療を行い、正常な運動を引き出すことが必要とされます。そこで、運動学の授業では患者様を治療するうえで不可欠な知識を学び、ヒトの動きを分析する基礎を身につけます。また、運動学は解剖学や生理学とも密接に関係するため、それぞれを結びつけながら学ぶことで学習効果も高まります。
病気やケガにより手足が不自由になった方に対して、義肢や装具を使用して、手足の機能の代償をします。理学療法では、日々、最新の義肢や装具の知見を理解した上で、臨床に携わっていかなければなりません。義肢装具学では、多彩な義肢や装具の基本構造、症例への適応などを学びます。そして、義肢や装具を使用して、歩く、立つなどの動作を評価し、より良い日常生活を送るための工夫を考えていきます。
中枢神経系理学療法は主に脳卒中などの疾患により運動や感覚が障害された方に対して、これらの機能を回復させるために必要な様々な治療手技や知識を学ぶ科目です。脳卒中は長期に渡りリハビリテーションが必要となるケースが多いので、運動機能の回復はもちろんですが、より良い生活を送っていただくために必要な自助具やライフスタイルの提案などを行う必要があり、生活支援といった観点からも患者様のQOLの向上を目指します。
筋骨格系障害のうち、主に保存療法で対応する疾患やスポーツ外傷・障害に対する理学療法について学びます。筋骨格系障害に対する理学療法の総論、各組織の治癒過程、各疾患の病態について理解を深め、演習では、各疾患の病態・診断・評価・治療についてグループワークを通して発表・討論を行います。また、徒手検査・運動療法についての実技演習を通して専門知識および治療技術を実習し、臨床現場で役立つ知識や技術を習得します。
卒業研究では、様々な情報を収集し整理すること、論理的な思考能力を養うことを目的とすると共に、研究法を通じて問題解決能力を習得していきます。学生が主体となり、Lab(研究室)ごとに担当教員から指導を受け、テーマ決定から論文作成までを行っていきます。臨床で遭遇した疑問に対して根拠に基づいた理学療法を行うために研究法を学び、将来優れた理学療法士として、また教育・研究者として理学療法学を発展させる能力を育成します。
医療機関や保健・福祉施設において、現場の理学療法士から演習指導を受けます。また、患者様や高齢者の方の身体計測(徒手筋力検査や関節可動域測定、神経学的検査など)を行い、より実践的な知識・技術を身につけます。
医療機関において、理学療法を必要とする患者様を対象に、検査・測定などの評価を行い、治療計画を立案します。学生は複数施設に分かれ、1施設には少人数で行き、じっくりと時間をかけながら学ぶことができるよう工夫されています。
医療機関において、実習指導者のもと、理学療法を必要とする患者様の評価および治療を実践します。さらに、効果的に行えたかどうかの再評価を行います。これまで修得した知識・技術を総動員して行われる、4年間の総仕上げの場となります。
各学生の希望(病院の特性や場所)を聞き、全ての学生の希望に沿う形で実習先を決定します。