心理学は、科学的な手法によって、人間のこころや行動を実証的に明らかにする学問です。人間の認知や感情、学習といった基本的な機能を明らかにする「基礎心理」を理解したうえで、ビジネス、福祉・行政、学校・教育、スポーツといった様々な現場に活かす「応用心理」を学ぶ必要があります。そこで本学科では、「基礎心理」に精通している教員を充実し、心理学の基礎をしっかり学んだうえで、医療から学校、スポーツなどの様々な現場で活躍している教員のもとで、現場への応用に繋げられるよう、総合的にアプローチできるカリキュラム内容となっています。心理学は、古くて新しい学問といわれ、明らかにされていないことが多々あり、「心はどこにあるのか」という問いには誰もまだ答えられません。明確になっている事実を学んできた従来の「重ね合わせ的理解」から、自ら立てた仮説を検証しながら学ぶ「発見的理解」へと思考を転換し、答えのない問いに挑戦し続ける力を養います。