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医療技術学部

Department of Clinical Engineering and Medical Technology

臨床検査にも通じた臨床工学技士として、患者様に寄り添う医療を

鈴木 桜佳

卒業年 :2023年3月
出身高校 :新潟県・国際情報高校
勤務先 :社会医療法人財団 慈泉会 相澤病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士

臨床工学技士として、血液浄化療法業務と高気圧酸素治療業務に携わっています。「生体機能代行装置学実習」で透析装置の仕組みを理解したことで、装置異常が起きても冷静に原因を特定して対処できています。多職種連携の学びはもちろん、臨床検査の知識・技術も、患者様に合わせた治療を行ううえで存分に活かされています。

Q&A

検査で医療を支える

宮崎 晃

卒業年 :2022年3月卒業
出身高校 :新潟県・国際情報高校
勤務先 :一般財団法人新潟県地域医療推進機構 新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

私が職場で行っている仕事は血液から患者さんの健康状態を調べるものです。具体的には採血を行って患者様から血液を採取します。次に、機械にかけて血液のデータを出し、出た結果が正しく検査されたものなのかを判断し医師へ報告します。このような流れで仕事をしています。臨床検査技師の仕事は医師が患者様を診断する手助けをするものなので、正しく検査された検査結果を報告することが非常に大切です。また、採血は痛みを伴う医療行為であり、不安な気持ちの患者様がたくさんいます。そのため、できるだけ痛みを与えないよう、不安にさせないように関わることを心がけています。患者様から感謝されたり、全然痛くなかったと褒められたりする瞬間はとてもやりがいを感じます。

Q&A

医療機器のプロとして一人ひとりに接する

涌井 奈央

卒業年 :2021年3月卒業
出身高校 :長野県・須坂高校
勤務先 :長野医療生活協同組合 長野中央病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

私は現在、臨床工学技士として、主に医療機器全般のメンテナンスや造影検査、PTA(風船付きカテーテルを用いて血管のつまりを治す治療)などで医師の補助を行っています。臨床工学技士は、オペ室、透析室、内視鏡室など、分野により業務内容が異なっており、私は腎機能が低下した患者さんに対して「透析治療」を行っています。「透析治療」は患者様の血液を一度体外に取り出し、人工腎臓のフィルターを介して老廃物や余分な水分を取りのぞくため、患者様への針刺しや、機械の操作が主な業務となります。加えて、血液検査の結果報告や食事について話をする機会が多いのも、この仕事の特徴です。患者様の不安を少しでも取りのぞけるように、一人ひとりに合わせた接し方を心がけています。

Q&A

ダブルライセンスを活かした治療

和田 歩

卒業年 :2020年3月卒業
出身高校 :新潟県・新潟江南高校
勤務先 :新潟県立中央病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

私は、臨床工学技士として生命維持管理装置の操作や、医療機器の保守点検などを行っています。例えば、腎不全の患者様の血液洗浄を行う透析をはじめ、心臓の手術をする時に使われる人工心肺装置などの生命維持管理装置の操作・管理、心臓に埋め込まれるペースメーカーのシステム・操作の管理など、幅広い医療機器の管理や保守・点検を行っています。最近では、治療を行った患者様が、初回時の様子と治療最終日では見違えるほど元気になられている姿を見て、自分がこの治療に携われて良かったと思いました。まだ未熟な部分もありますが、なるべく多くの患者様が元の生活に近づけるように、自分にできることは何かを常に考えて行動していきたいです。

Q&A

患者様に寄り添える臨床工学技士に

佐藤 瞳

卒業年 :2019年3月
出身高校 :宮城県・白石高校
勤務先 :大崎市民病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

私は現在、臨床工学技士として、生命維持管理装置の操作や医療機器の保守点検などを行っています。例えば、透析センターでの血液浄化装置の操作や管理、手術室や内視鏡室で使用する内視鏡のセッティング、輸液ポンプやシリンジポンプなどの医療機器の保守点検など、幅広い業務に携わっています。私たちが保守・点検を行う医療機器の先には必ず患者様がいて、臨床工学技士はその患者様の命を預かる仕事だと思っています。その責任はとても大きく、患者様が回復されICUから一般病棟に転出された時や会話ができるようになった時、ベッド移動だった患者様が歩けるようになった姿を見た時などは、大きなやりがいを感じるとともに、これからも患者様のために頑張ろうという気持ちが湧いてきます。

Q&A

検査のプロとして病気を未然に防ぐ

椎谷 直樹

卒業年 :2017年3月
出身高校 :新潟県・市立高志高校
勤務先 :タムス浦安病院
職種・職位・資格 :臨床検査技師・臨床工学技士

私は現在、回復期リハビリテーション病棟にて勤務しています。この病棟は、急性期病院で骨折や脳梗塞などの治療・手術後、機能回復のリハビリをするために患者様が転院されてきます。手術後は体の中に血栓ができやすく、血管が詰まると脳梗塞や心筋梗塞になってしまう場合があるため、動静脈を検査し、血管を形態と機能の両面でとらえ疾患を調べる、血管エコー検査を行っています。臨床検査技師として病気を未然に防げるよう業務に励んでいます。

Q&A

その先にいる患者様のために

内山 将吾

卒業年 :2018年3月
出身高校 :新潟県・新発田高校
勤務先 :新潟市民病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

私は現在、臨床工学技士として、様々な医療機器の操作や保守・点検を行っています。例えば、手術の際に一時的に心臓や肺の機能を代行する「人工心肺装置」や腎臓の働きが悪くなってしまった方に用いる「血液浄化装置」、点滴や注射を行う際に用いる「シリンジポンプ」や「輸液ポンプ」など、様々な医療機器を扱っています。臨床工学技士は、医師や看護師と比べると患者様と接する機会は少ないですが、医療機器を扱うその先には必ず患者様がいて、その機器を用いて治療を行っている意識を持ち業務に取り組んでいます。また、医療技術の進歩とともに医療機器も進化する中、それらの変化に柔軟に対応し、事故やトラブルを起こさないシステム作りに貢献していきたいです。

Q&A

眼科チームの臨床工学技士として

鈴木 克英

卒業年 :2017年3月
出身高校 :静岡県・浜松工業高校
勤務先 :聖隷浜松病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士

私は臨床工学技士として、主に手術センター業務を担当しています。基本業務として、始業前点検、各科手術における治療用機器・内視鏡・顕微鏡を使用する手術のセッティングと操作介助、麻酔導入介助(以下外回りとする)、トラブル対応、機器の保守点検管理(医療機器の機種選定含む)を行っています。また、基本業務ができるようになると特殊業務を担当します。特殊業務では、広範囲かつ高度化する業務を担うためチームを組み対応しています。中でも、誘発電位(整形、脳外、心外、耳鼻科領域ナビゲーション含む)、内視鏡外科関連(スコピスト)、整形、インプラント、眼科、人工心肺(補助循環、TAVI含む)チームがあり、清潔操作介助(整形、眼科など)、ダビンチ業務も行われています。現在、私は眼科チームに所属し、眼科領域における外回り業務に努め、いずれ清潔操作介助にも携わっていきたいと思います。

Q&A

命を救うきっかけとなる仕事

深谷 響己

卒業年 :2016年3月
出身高校 :新潟県・新発田高校
勤務先 :新潟大学医歯学総合病院
職種・職位・資格 :臨床検査技師

私は現在、新潟大学医歯学総合病院に臨床検査技師として勤務しています。臨床検査技師とは、名前の通り「検査」を行う医療専門職です。検査には、血液検査や尿検査など様々な種類があり、採血業務では、血液に含まれている成分を複数の医療機器を用いて調べます。また、血液や尿の中にどのような細胞が出ているかを顕微鏡で調べています。医師は、これら検査データを参考に、患者様の治療を行うため、私たちの仕事はとても重要なものとなります。検査データからいち早く身体の異常を見つけることができれば、それが患者様の命を救うことに繋がるかもしれません。「人の役に立つ仕事をしたい」という夢や目標を叶えられる仕事だと思います。

Q&A

医療機器を扱うプロフェッショナルとして

飯塚 大貴

卒業年 :2015年3月
出身高校 :新潟県・新潟県立見附高校
勤務先 :新潟県・新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士

私は、臨床工学技士として病院内の医療機器の管理・運用を行っています。それら医療機器の一つに人間の臓器の代わりをする生体機能代行装置があります。腎臓の代わりをする血液透析装置、肺の代わりをする人口呼吸器、心臓の代わりをするペースメーカーなど、様々な機能が備わっている分、それを扱うには相応の知識が必要です。日々の保守点検を行い、医療機器に何かトラブルがあれば対応し、時には医者に対して運用方法について意見し、他職種のスタッフに医療機器に関する勉強会を開くなど業務は多岐に渡ります。今後の医療現場でより活躍の見込まれるやりがいのある仕事です。

Q&A

信頼される医療の提供を目指して

今泉 裕之

卒業年 :2015年3月
出身高校 :新潟南高校
勤務先 :医療法人 新成医会 総合リハビリテーションセンター・みどり病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士

私は、臨床技術学科の1期生として平成27年3月に卒業し、現在は4カ月間の研修を終え、主に医療機器の保守点検業務に就かせていただいています。今後の目標は、病院内における安全でスムーズな医療機器管理体制を作り上げることと、正確で迅速な検査結果を提供できる技術を身につけることです。そのためには、学会やセミナーにも積極的に参加してさらなる知識・技術の向上に努めていきたいと思っています。

Q&A

2つの免許によって広がった道

小林 英里佳

卒業年 :2016年3月
出身高校 :新潟県・三条 高等学校
勤務先 :社会医療法人 至仁会 圏央所沢病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士

私は、大学に入学した当初から4年間、臨床検査技師志望でしたが、現在は臨床工学技士として勤務しています。就職活動になり、病院勤務を希望していた私には厳しい現実があり、臨床検査技師志望で面接に行った所で、臨床工学技士でなら採用できるということで就職を決めました。
このように、始まりはなんとなくで決まった職種できたが今では大変やりがいを感じています。私の勤務先は透析を主に行っている病院です。透析は、穿刺、返血、食事指導など患者さんと深く関わる仕事です。そのため、透析のことだけではなく、患者さんの悩みや愚痴、趣味など多くの話をします。臨床工学技師として働くようになって、この仕事は患者さんに寄り添い、一人一人と向き合っていくものだと知りました。今は、足に関しての患者さんの悩みに応えられるように、フットケアチームの一員として大学では習わないことに関して勉学に励んでいる毎日です。

Q&A

ダブルライセンスを活かし、地域医療に貢献したい

大野 仁子

卒業年 :2015年3月
出身高校 :新潟県・三条東高校
勤務先 :一般財団法人新潟県地域医療推進機構 新潟大学地域医療教育センター 魚沼基幹病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

小さな頃から臨床工学技士と臨床検査技師の両方の仕事に興味を持っていた私は、迷わず本学科に入学することを決めました。
就職活動が始まり、本学に寄せられた求人を調べていくうちに、“臨床工学分野”と“臨床検査分野”の両方から多くの求人が寄せられていることが分かりました。また、ダブルライセンス取得を採用条件として、本学に限定した求人を希望された医療施設もありました。
私も、本学に届いた多くの求人の中から自分の将来の働き場所を選ぶのに、色々と迷いましたが、魚沼基幹病院で、患者様の検査データや病態・症状を踏まえた上で、医師に正しいデータを提供することのできる臨床検査分野を目指すことに決めました。
人と人とのコミュニケーションの始まりは、元気な挨拶からだと思います。大学時代に身につけた挨拶をする習慣で、病院内外の人たちと積極的にコミュニケーションをとりたいと思っています。これからも、本学科の第1期生として、誇りと責任をもって堅実に業務を全うしていきたいです!

Q&A

患者様にとって最善の治療法を選択する

増子 弘明

卒業年 :2015年3月
出身高校 :福島県・郡山高校
勤務先 :一般財団法人 脳神経疾患研究所附属 総合南東北病院
職種・職位・資格 :臨床工学技士・臨床検査技師

私は、病院実習や卒業研究を通じて、「実際の現場では、正解が一つとは限らないときがある」ことを学び、実習や研究の奥深さを感じました。
医療現場では、すべての患者様に対して一つの治療法だけが正しいとは限らず、患者様のために様々な治療法の中から最善を選び出す必要があります。そのため、卒業研究での経験や身につけた知識や技術が、将来、必ず役立つと確信しています。
また、私は総合南東北病院で臨床工学技士として働く予定ですが、病院では、生命維持管理装置を操作し患者様の命を預かるという重大な業務に就きます。そのため、医療機器や治療方法などの勉強がかかせませんが、その中でも実務経験3年以上で取得できる、「体外循環認定士」の資格取得を目標に、日々の臨床工学技士の業務に励む予定です。
本学で学んだ「より良い方法(答え)を追及する姿勢」を大切にして、臨床工学技士としてはもちろん、臨床検査技師としての知識も活かし、患者様にとって最善の治療法を選択できるような臨床技術者を目指して頑張ります!

Q&A