基本工作論(採型)
義肢装具を製作するうえで必要なものづくりの基本的技術を学ぶにあたり、並行して行われる基本工作実習Ⅰ・Ⅱで製作する下腿義足、短下肢装具に使用される材料の種類、特徴、加工方法などの知識について理解を深めます。
リハビリテーション学部
Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology 義肢装具自立支援学科
学科の学びの中核となる義肢装具と福祉用具の両分野を基礎から学びます
義肢装具を製作するうえで必要なものづくりの基本的技術を学ぶにあたり、並行して行われる基本工作実習Ⅰ・Ⅱで製作する下腿義足、短下肢装具に使用される材料の種類、特徴、加工方法などの知識について理解を深めます。
1年次で得た専門知識への理解を深め、
さらに高度な専門性を身につけます
上肢切断によって失う機能を学び、実際に行われているリハビリテーションについて、プログラムや具体的なゴールの違いを学習します。義手の種類と基本的な仕組み、機能的利点と欠点などを把握し、実習に備えて知識面を充実させます。
義肢装具・福祉用具に関する技術を修得し、
学内実習で磨きをかけます
車椅子・シーティングの製作適合に必要な基本的知識を身につけるため、車椅子の種類や構造を理解し、適応疾患に対する調整方法を学びます。また、座位姿勢の評価を通して、シーティングアプローチの方法や原理も学習します。
仕上げ的学習と並行して、工学・ビジネスの分野も学習します
学内で得た知識や技術を確認すると同時に、臨床における様々な疾患や義肢装具に触れ、専門職としての知識と技術をより高めます。義肢装具士の業務に関わる専門職との連携についても学び、義肢や装具が果たす役割についても理解を深めます。
●必修科目 ●選択科目 |
1年次 | 2年次 | 3年次 | 4年次 | |
基礎教養科目群 | ●基礎ゼミ ●情報処理Ⅰ・Ⅱ ●英語Ⅰ・Ⅱ ●スポーツ・健康 ●韓国語Ⅰ ●中国語I ●スペイン語Ⅰ ●ドイツ語Ⅰ ●日本語表現法Ⅰ・Ⅱ ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅰ) ●哲学 ●倫理学 ●ジェンダー論 ●科学論 ●情報科学 |
●情報処理Ⅲ ●アカデミック英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●韓国語Ⅰ・Ⅱ ●中国語Ⅰ・Ⅱ ●スベイン語Ⅰ・Ⅱ ●ドイツ語Ⅰ・Ⅱ ●スポーツ・実践 ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅱ・Ⅲ) |
●アカデミック英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅳ・Ⅴ) ●韓国語Ⅱ ●中国語Ⅱ ●スベイン語Ⅱ ●ドイツ語Ⅱ ●スポーツ・実践 |
●アカデミック英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ ●UROP(研究プロジェクト演習Ⅵ) ●スポーツ・実践 |
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コアカリキュラム (全学科共通科目) |
保健医療福祉教養科目群 | ●ボランティアの世界
●コミュニケーション学入門 ●対人コミュニケーション論 ●心理学概論 ●人間を知る ●命の倫理 ●QOLの世界 ●こどもの世界 ●アスリートの世界 ●臨床医の世界 ●加齢と身体 ●食を楽しむ ●眼の神秘 ●義肢装具の世界 ●新潟学 ●国際保健の世界 ●国民の生活と健康を支える仕組み ●現代社会と経済 ●法学Ⅰ・Ⅱ ●臨床の哲学 ●臨床技術の世界 ●留学の魅力 ●シティズンシップ教育入門 ●放射線の基礎と人体への影響 ●新潟水俣病の理解 ●統計入門 ●一次救命処置法 ●東洋医学的養生 ●自然人類学概論 ●データサイエンス概論 ●アスリートサポート概論 ●アカデミック・ライティング・比較認知科学の世界 |
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保健医療福祉連携科目群 | ●チームアプローチ入門 ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
●連携基礎ゼミ ●保健医療福祉連携学 ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
●保健医療福祉連携学 ●地域連携学 ●連携総合ゼミ ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
●連携総合ゼミ ●社会連携実践演習Ⅰ・Ⅱ ●国際交流演習Ⅰ・Ⅱ |
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専門科目 | 講義系 | ●解剖学 ●解剖学演習 ●運動機能解剖学 ●生理学 ●リハビリテーション概論 ●医療福祉専門職概論 ●図学・製図学 ●義肢装具力学 ●材料学 ●義肢装具自立支援概論 ●基本工作論 ●福祉用具概論 ●福祉用具移動機器学 |
●運動学 ●基礎評価学演習 ●リハビリテーション医学 ●整形外科学Ⅰ・Ⅱ ●人間発達学 ●内科学 ●臨床心理学 ●神経科学 ●臨床神経学 ●基礎老年学 ●保健医療福祉関連法規 ●材料力学 ●機械工学 ●人間工学概論 ●義手学 ●下腿義足学 ●体幹装具学 ●靴型装具学 ●福祉用具コミュニケーション機器学 ●皮膚科学・形成外科学 ●公衆衛生学 |
●動作解析演習 ●大腿義足学 ●下肢装具学 ●上肢装具学 ●シーティング学 ●福祉住環境学 ●福祉用具起居移乗関連学 ●保健統計学 |
●福祉工学概論 ●特殊義肢学 ●特殊装具学 ●スポーツ医学 ●福祉ビジネス論 |
実習・演習系 | ●義肢装具力学演習 ●基本工作実習Ⅰ・Ⅱ ●福祉用具移動機器学演習 |
●義手学実習 ●下腿義足学実習 ●体幹装具学実習 ●靴型装具学実習 ●福祉用具コミュニケーション機器学演習 ●臨床実習Ⅰ(施設見学) ●臨床実習Ⅱ(関連施骰) |
●大腿義足学実習 ●下肢装具学実習 ●上肢装具学実習 ●シーティング学実習 ●義肢装具評価学演習 ●福祉住環境学演習 ●福祉用具起居移乗関連学演習 ●福祉用具評価学演習 ●臨床実習Ⅲ(福祉用具) ●義肢装具CAD製作適合学 ●福祉ロボット支援学 |
●義肢装具総合演習 ●福祉用具プランニング演習 ●臨床実習Ⅳ(義肢装具) |
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卒業研究 | ●卒業研究計画 | ●卒業研究 |
義肢装具を製作するうえで必要なものづくりの基本的技術を学ぶにあたり、並行して行われる基本工作実習Ⅰ・Ⅱで製作する下腿義足、短下肢装具に使用される材料の種類、特徴、加工方法などの知識について理解を深めます。
上肢切断によって失う機能を学び、実際に行われているリハビリテーションについて、プログラムや具体的なゴールの違いを学習します。義手の種類と基本的な仕組み、機能的利点と欠点などを把握し、実習に備えて知識面を充実させます。
車椅子・シーティングの製作適合に必要な基本的知識を身につけるため、車椅子の種類や構造を理解し、適応疾患に対する調整方法を学びます。また、座位姿勢の評価を通して、シーティングアプローチの方法や原理も学習します。
学内で得た知識や技術を確認すると同時に、臨床における様々な疾患や義肢装具に触れ、専門職としての知識と技術をより高めます。義肢装具士の業務に関わる専門職との連携についても学び、義肢や装具が果たす役割についても理解を深めます。
近年、ものづくり革命を起こしている3Dスキャナー・3Dプリンターを導入し、3D技術を活用した義肢装具のものづくりについて学びます。実際の下肢切断者をモデルに、評価、3Dスキャナーを用いた断端のスキャン、3DCADによる設計、3Dプリンターによる造形印刷、適合までの一連の過程を実践的に学びます。
様々なコミュニケーション機器の特徴と機能を理解し、適応となる疾患に対するコミュニケーション機器の適応について学びます。さらに、疾患に伴う環境要因について理解し、様々な機器の特徴と機能を考慮して適応について理解を深めます。そして、機器の導入によって生じる様々な環境変化について、考察し検討方法を学び、支援技術を修得します。
製作された義肢装具が機能しているかを評価するために、人の歩行や歩き始め、立ち上がりなどの動きのメカニズムを学びます。また、三次元動作解析装置で実際の患者様の計測と分析を行い、義足や装具の運動への影響を、グループワークを通して学びます。
福祉用具を扱う専門職に必要となる実践的な知識と技術を学びます。高齢者の身体状況と生活環境に適した福祉用具の選定、適合を行えるように理解を深めます。また、生活動作における「起き上がる」「移動する」「入浴・排泄する」などを補助する福祉用具・機器についても学び、支援技術を修得します。
身体と義足を接続するソケットの理論やパーツの選択について、「人を視る(評価する)」「ものをつくる」両方の観点から学びます。また、実際の下腿切断者をモデルに、評価・採型から製作、適合までの一連の過程を実践的に学びます。さらに、現場で必要とされる心構えや礼節・態度についても学びます。
車いす・シーティングの目的や種類、使用方法などについて学び、適切な選択・設計・デザインするために、対象者の座位姿勢を分析する力を身につけます。さらに、実際の対象者をモデルに、座位姿勢の評価から車いす・シーティングの設計、デザインまでを実践的に行う日本最先端の教育を実施しています。
上肢装具とは肩・肘・手の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具のことをいいます。この科目は、身体形状を把握する方法から製作技術、適合技術について学びます。また、並行して学ぶ上肢装具学では、上肢装具の種類や対象となる疾患学、身体運動の仕組みなどについて学び、装具のデザインについて理解を深めます。
靴の形をした医療器具である「靴型装具」は、インソールの形をした「足底装具」を内蔵しており、足の骨格の変形の予防や矯正などを目的に使用されます。外反母趾や扁平足などの治療や、スポーツ障害への処方数が増加しています。授業では、採型からチェックシューズまでを製作し、足底の圧力分布を測定する装置を使用して分析も行います。
大腿部の切断例に対し、膝関節と足関節の機能代償を行なわせる大腿義足は特に難しいとされています。本科目では医学と義肢学的知識を習得し、大腿義足実習学と平行して学習します。実際の切断者の方に実習授業のモデル被験者をお願いし、学内で実践的な製作および適合を学びます。また最新の義肢ソケットの製作方法や、義足パーツの選択方法についても、臨床的な視点から学習することができます。
下肢の疾患や障害に対しての機能補助、または治療的効果のために使用する下肢装具について、その医学的理論と装具学的知識を学びます。下肢装具実習学と平行して学習するため、理論と実践が一体となって効果的に習得することができます。具体的には足底装具(インソール)や短下肢装具、骨折治療用の装具など製作を通して、医学的知識を得ることはちろんのこと、学生がお互いにモデル役となることで、装具を使用する人の気持ちを理解することも重要です。
義肢装具等を製作する上で必要な基礎的な知識や技術、"ものづくり"の基本的な姿勢について学びます。また義肢装具等に使用される金属やプラスチック、皮革、石膏等の材料の特性について理解し、その加工理論について学びます。さらに工作機械や工具等の種類について学び、これらを安全にかつ効率よく使用するための理論や取扱い方法、管理方法等について学習します。
東京商工会議所等主催の検定試験「福祉住環境コーディネーター3級」の合格を目指し、そのために必要な知識を学びます。日本は現在、総人口のうち高齢者人口の割合が20%を超えた「超高齢社会」に突入しました。あらゆる人々が快適に自立した生活を送れる住環境を考えるにあたっては、医療・福祉・建築など多岐にわたる関連分野の広い知識を必要とします。授業では試験対策のテキストに沿って学ぶのと同時に、住宅改修実例の紹介と解説、住宅設備や計画寸法をADL室で実際に体感する実習などを行います。
病院や義肢装具製作企業などの見学を通して、医療従事者に求められる基本事項を学びます。また、在宅障害者や高齢者施設への訪問を通し、義肢装具、福祉用具全般に対するニーズと、専門職としての役割を理解します。
病院や義肢装具製作企業などの見学を通して、医療従事者に求められる基本事項を学びます。また、在宅障害者や高齢者施設への訪問を通し、義肢・装具、福祉用具全般に対するニーズと、専門職としての役割を理解します。
福祉用具・機器について、製造流通・利用者様への適合など関連する施設や企業で実習を行い、専門職としての心構えや態度を修得します。こうした福祉用具・機器に関する長期実習は、全国でも数少ない本学独自の取り組みです。
義肢装具士の指導のもと、これまで得た義肢装具に関する知識および技術の確認を行います。患者様の評価、義肢装具のデザイン検討、採型・採寸、製作適合を体験し、義肢装具士としての役割を実践的に学びます。
希望する地域・事業形態の条件をもとに全国養成校指導者会議にて実習先を決定します。(臨床実習Ⅱ・Ⅳ)