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医療技術学部

Department of Radiological Technology

学びの特色

1.「撮影技術」「画像診断力」を磨く科目を多く配置

交通事故や災害によるケガなど、予測不能な事態が起こった際に、最初に行われるのがCTやX線撮影といった検査です。診療放射線技師が提供する検査画像は、病気の診断や治療方針の決定を左右する重要な情報となるため、診療放射線技師には、高度な撮影技術と卓越した画像診断能力が求められます。そうした能力を身につけるため、本学科では、画像検査や画像診断について実践的に学べる独自のカリキュラムを設置し、専門科目や実習を数多く配置しています。近年ニーズがより高まっている、救急現場での活躍を想定した「救急撮影技術学」も必修科目として設け、救急医療における撮影法や、救急現場に対応できる力を養います。

2.臨床に精通する教師陣による実践的な指導

診療放射線技師として臨床を重ねてきた経験豊かな教員を数多く配置し、より高度な知識と技術を提供できる指導体制を構築しています。「画像診断」「核医学」「放射線治療」各部門の最前線で活躍してきた教員による臨床現場の実際に即した指導を通して、即戦力として活躍できる診療放射線技師の育成を目指します。また、診療放射線技師法改正によって新たに診療放射線技師の業務対象となった、静脈注射やカテーテルの挿入について実践的に学ぶ授業や、その技術を磨く実習も実施しています。今後、医師とのタスク・シフト/シェアの適用により、診療放射線技師が担う業務は、これまでにないほど拡大すると考えられます。さらに本学科では、2024年の実施に先駆けて、医師とのタスク・シフト/シェアに備えた授業や実習を導入し、最新の臨床現場でも適切に対応できる知識と技術を養っています。

3.全国の養成校でも導入例の少ない最先端の画像検査・診断機器

本学科は、臨床実習の事前教育および教員・学生の臨床研究を目的として、最新鋭の画像検査・診断機器や読影システムを完備した「メディカルイメージングセンター」を設置しています。

FEATURES

ますます拡大する診療放射線技師のニーズ

超高齢化社会の発展などにより、がんの診断件数は年々増加しており、がん治療におけるCT検査やMRI検査などの画像検査や放射線治療の重要性が高まっています。また女性に多い“乳がん”の早期発見で有効なマンモグラフィ検診率も近年増加しています。こうした状況を受け、重大な病気の発見・検査から治療まで幅広い業務に対応することができる診療放射線技師へのニーズは、今後ますます高まることが予想されます。

AIに特化した診療放射線技師の育成

本学科では、病気の早期発見を支援するAIの研究を行っています。医用画像や医療現場で発生するデータから異常に関する所見をAIによって検出し、医師や医療従事者に通知することにより、より早く、より正確に診断する支援を行うことを目的としています。そのための技術として、Deep Learning技術の研究や、完成したAIを臨床の現場で利用した際の価値の評価方法を学ぶことができます。