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医療技術学部

Department of Emergency Medical Sciences

  • 学生の在籍学年は2024年度在籍時のものです。

外山ゼミ

傷病者搬送中における救急隊員の身体負担軽減に関する研究

外山 元
外山 元 Gen Sotoyama 講師

救急隊員は、救急現場からメインストレッチャーまで搬送資器材の特性を活かして傷病者を搬送します。
搬送経路の狭隘な通路や階段などは、傷病者を搬送する救急救命士の身体に大きな負担を与えます。本ゼミでは、実際に考えられる救急現場環境を再現し、搬送中における救急隊員の身体負担を分析し、より効率的な搬送方法を提案します。
(搬送資器材:救急隊員が救急現場からメインストレッチャーまで傷病者を搬送する資器材)

救急隊員の搬送時負担を調査し安全な救急活動を追究する

救急隊が使用する多種類の搬送用資機材が、身体負担にどの程度の影響を与えているか調査しています。現場経験のある先生のご指導に基づいて入念な実験計画を立て、検証を重ねることで、救急隊員の安全な活動に貢献できればと考えています。

岩崎 康介
救急救命学科3年 岩崎 康介 新潟県 佐渡高等学校

大松ゼミ

市民の心肺蘇生・AED使用の質改善のための方略立案

大松 健太郎
大松 健太郎 Kentaro Omatsu 准教授

私は心停止の疫学的研究やそれに基づくICTを用いた心肺蘇生教育プログラムを開発しています。ゼミ生は、心肺蘇生法の質向上のために心停止の現場に居合わせた人が心肺蘇生を行う際のカウント方法の変更による介入やAEDを使用する際に傷病者の着衣が与える影響などの実験的研究を進めています。これらの研究を行うことで、卒業後に根拠をもった救急活動や市民への指導を行える卒業生を輩出することを目指しています。

着衣状態での一次救命処置を検証しより効果的な救命講習を考える

訓練時のマネキンに着衣がないことに疑問を抱き、着衣が一次救命処置に与える影響を検証しています。短時間で衣服を脱がせるか、着衣がAEDの使用や胸骨圧迫の妨げにならないかといった観点から評価し、効果的な救命講習のあり方を考察します。

松山 嶺真
救急救命学科3年 松山 嶺真 福島県 安達高等学校

麻田ゼミ

病院前救護の現場学-救急救命士の判断と臨床推論-

麻田 外作
麻田 外作 Gaisaku Asada 特任教授

病院前救護とは、傷病者が病院に到着するまでに行われる一連の救護活動を指します。この病院前救護において中心的な活動を担う救急救命士は、病院内とは大きく異なる状況下にある現場に赴き、現場と傷病者の病態を把握し、傷病者のために様々な局面において、最適な方法を選択判断し活動方針を決定します。本研究は、病院前救護における活動方針決定のために、現場で発生する多種多様な事象の分析を行うとともに、傷病者の症状から病態や疾患を想起する「臨床推論」の研究を行います。

安達ゼミ

効果的な心肺蘇生法普及啓発の研究

安達 哲浩
安達 哲浩 Tetsuhiro Adachi 講師

私は心肺蘇生法の普及啓発業務に興味を持っています。中でも、どうすればいち早く胸骨圧迫に取り掛かることができるのか、効果的な胸骨圧迫を行うには何を理解し何ができればいいのか、どうすれば躊躇なくAEDを使用することができるのか、ということを一般の方々に対する講習会などを通して研究しています。

高橋ゼミ

インストラクション・デザインを用いた授業設計の検討

高橋 司
高橋 司 Tsukasa Takahashi 講師

教育工学の中でも、インストラクショナル・デザイン(ID)を中心として研究を行っています。IDは、インストラクションを効率よく、効果的で、魅力的な形で学習支援できるよう設計するための考え方を指します。学習者の学習プロセスに焦点を当てて分析し、よりよい学習支援を行うための研究を行い、皆さんへの教育に還元できるよう研究しています。

岩﨑ゼミ

新潟医療福祉大学学生に対する胸骨圧迫の習熟度について

岩﨑 隆
岩﨑 隆 Takashi Iwasaki 助教

医療従事者を育成する本学の学生を対象に医療従事者として心肺蘇生法の大切さを十分理解し、実践できるかを確認し、今後の救命講習などの指導上のポイントや指導方法について検討することにしました。方法は、研究についての協力者を100人ほど募り、胸骨圧迫の知識と技術をどの程度身につけているのかをアンケート調査(胸骨圧迫実施前と実施後)と心肺蘇生訓練人形を使って行う胸骨圧迫の質について評価し、学生の意識や知識、手技の程度を調査し、問題点や課題を抽出します。

尾﨑ゼミ

運動競技における障害調査から見た救護体制の検討

尾﨑 あかね
尾﨑 あかね Akane Ozaki 助教

私たちはスポーツ現場における救護体制に着目し、各種運動競技の障害調査の結果から、より充実した救護体制を検討しています。発展途上の分野であるため困難も多々ありますが、この研究が進むことで、救急救命士の活躍の場が拡大すると考えています。また、スポーツ現場での事故・傷害の発症時に医療従事者が対応することで「防ぎえた死」や「救急車両の適正利用」といった救急医療に関連する問題の改善につながると期待しています。