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看護学部

Department of Nursing

  • 学生の在籍学年は2023年度在籍時のものです。

圡田ゼミ

国際保健、基礎看護学についての研究

圡田 千歳 Chitose Tsuchida 助教

意図しない妊娠をしたらどうしますか。世界中には多様な健康課題がありますが、意図しない妊娠は、少女や女性の健康・人権を脅かし、国際保健に深刻な影響を及ぼしています。そこで私たちは、女性の人権と命を守り、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖の健康)を増進するにはどのように取り組むべきかについて、女性のエンパワメントを軸に研究しています。目の前で苦しむ人や言葉にできない思いを抱える女性たちに対して、どうしたら解決できるかを考える。これが研究の第一歩です。1つの研究で明らかにできることは小さくても、その積み重ねが世界の健康に大きく貢献していくと信じています。

救急外来に訪れる脳血管疾患患者様の家族との短い関わりの中で、看護師はどのように不安を軽減できるのか。そこを深く知りたいと考え、患者様の家族の心理状態と看護師の関わり方について研究をしました。「病状を理解したい」という家族の思いに寄り添うには傾聴の姿勢や、職種間の連携・情報共有が重要であり、ひいては最善の看護計画にもつながります。患者様や家族の声に真摯に耳を傾けられる看護師を目指します。

看護学科4年 神保 美咲 新潟県 高志中等教育学校

杉本ゼミ

地域における看護に関する研究

杉本 洋 Hiroshi Sugimoto 教授

看護は病院だけではなく地域でも行われています。そこは個人への支援とともに、治療を支えたり幸福に暮らしたりする社会やシステムの力を発揮できるようにするといった視点が求められるエキサイティングな分野です。研究は、病気を持つ人がどのように考えているのか、どのようにすれば暮らしやすい地域になるのかなどを考え、自らがその道の最先端に立ち、看護を切り開き、その過程で学び、専門家となっていくことができること、自らのしたいことをし、それが社会への貢献となることが魅力だと思います。研究を通して病気を持っている人や、支援している人との繋がりができ、そこから学ぶことができることも魅力だと思います。

<ゼミの研究内容例>

丸山ゼミ

学校保健・養護教諭・保健室に関する研究

丸山 幸恵 Yukie Maruyama 講師

皆さんは、学校の保健室を利用したことがありますか?保健室では、主に養護教諭が職務にあたっています。養護教諭は、専門的な知識や視点、高いスキルを持って子どもたちのより健やかな成長発達の土台となる心と身体に関わります。現代の子どもたちの健康課題解決には、学校内外の連携が不可欠とされ、養護教諭は連携を図りながら学校保健安全を推進する要でもあります。本ゼミでは、看護学をベースとし、学校保健安全、子どもの育ちと支援、地域連携をキーワードとした研究に取り組んでいます。学校保健の立場を通して「子どもたちの笑顔に出会いたい」という思いを持ち活動しています。

<ゼミの研究内容例>

阿部ゼミ

開発途上国の女性に関する研究

阿部 幸恵 Fumie Abe 助教

私は海外協力隊での経験を機に、開発途上国(アフリカを中心に)における女性の暮らしについて研究しています。妊産婦死亡率や乳児死亡率の高い国にて母子保健に携わり、予防の大切さについて痛感しました。開発途上国では改善すべきところはありますが、たくましい生活力や前向きな精神は彼らの強みです。その強みを活かして、彼らによって継続可能なプライマリーヘルスケアを考えています。また、日本で出産・育児をしている在日外国人を対象に、彼らの持つ文化的背景を考慮した生活が安心して送れるように支援しています。

<ゼミの研究内容例>

外間ゼミ

看護師の“こころ”の支援に関する研究

外間 直樹 Naoki Hokama 講師

本ゼミでは、精神看護学の視点から、看護師のこころの健康を保つ方法について研究をしています。看護師に直接インタビューを行い、嫌なことやストレスを感じた時にどのようなことを考えているか文字に起こしながら解決できることを考えていきます。私たちは日常的にストレスを感じながら生活しています。適度なストレスはやる気を出させてくれます。しかし、強いストレスは心のバランスに悪い影響をもたらします。現在、コロナ禍によって多くの人々の心の状態が脅かされていて自殺者が増えていますが、今後はこの問題にも取り組んでいきたいと考えています。

<ゼミの研究内容例>

荒木ゼミ

小児シミュレーション教育に関する研究

荒木 恵子 Keiko Araki 助教

本ゼミでは、小児のシミュレーション教育に関する研究を行っています。小児看護実習では、少子化や新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、実習で経験できることが限られています。本学には、メディカルシミュレーション教育センターが併設されており、実習で経験できないことを子どものシミュレーターを用いて経験することで、看護実践能力の高い看護師の育成を目指しています。学生がより多くの学びを得ることを目的に、どのようなシミュレーションにするかを研究しています。将来看護師となる学生の皆さんとともに看護教育について考えていけると嬉しいです。

<ゼミの研究内容例>

宇田ゼミ

在宅患者様の災害対応や訪問看護に関する研究

宇田 優子 Yuko Uda 教授

本ゼミでは、「災害対応」と「訪問看護」について研究しています。災害対応では難病の在宅患者様とそのご家族にインタビューを行い、今後の災害への対処を「あきらめている方」と「あきらめていない方」の特徴について研究しています。そして調査結果をもとに、難病患者会と連携しながら、災害への備えや、自分で災害を切り抜ける方法について考えています。また、訪問看護では患者様が自宅でご家族に見守られて死を迎えられる在宅看取りで生じる課題を訪問看護ステーションの協力を得て行っています。学生は難病の患者様や介護を必要とする高齢の方々を外部機関と連携して支援しています。

<ゼミの研究内容例>

石塚ゼミ

基礎看護学領域に関する研究

石塚 敏子 Toshiko Ishizuka 教授

本ゼミでは、看護教育学・基礎看護学に関する研究に取り組んでいます。看護教育学の研究対象には看護学生だけではなく、看護師、看護教員に関することなども含まれます。研究では、探求心と地道な努力、文章能力が求められますが、学生はディスカッションを重ね、文献検討をするうちに探求心が芽生え、地道な努力をすることができるようになっていきます。論文が完成した際には、学生自身の達成感も大きいと思いますが、私自身も達成感を味わうことができ、学生の成長を実感しています。

下山ゼミ

妊娠・出産を取り巻く問題に関する研究

下山 博子 Hiroko Shimoyama 教授

周産期における看護は、母親となる女性や赤ちゃんだけでなく、その家族をも対象にし、女性や家族を中心に捉えたケアの理念に基づいて行われています。本ゼミでは、母性看護を行ううえで重要かつ不可欠な倫理をふまえて、少子化や人工妊娠中絶に関連する問題、生殖医療技術の発展が女性や家族にもたらす課題に着目しています。また、より安全で安心な妊娠・出産のためのプレコンセプションケア(将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合うこと)の重要性も追究し、将来の妊娠のためのセルフケアから周産期看護までの理解をより深めることができるような研究に取り組んでいます。

<ゼミの研究内容例>

渡邉ゼミ

がん患者・家族への支援に関する研究

渡邉 千春 Chiharu Watanabe 教授

本ゼミでは、がんを抱えながら生活する患者様やご家族への支援を中心とした成人看護学領域に関する研究に取り組んでいます。ゼミ生たちは、看護学生として経験した講義や演習、実習などにもとづく個々の興味・関心、疑問を発展させ、研究テーマに取り組んでいます。研究は、一見看護実践と別のことと捉えられるかもしれません。ですが、研究テーマは日々の看護実践の中に潜んでいます。研究を通して、テーマとなる課題に気づくこと、またそれを明確にし探究する力を養うことは、研究力を養うだけでなく看護の質の向上や看護師となる学生自身の成長にも繋がります。

<ゼミの研究内容例>

和田ゼミ

働く人を支える産業看護師の活動に関する研究

和田 直子 Naoko Wada 准教授

働く人(労働者)の健康を支援する看護師を”産業看護師”と言います。日本人の3分の2が働いているという現状や働き方や労働に対する価値観が多様化していることなどを考慮すると、産業看護師が果たすべき役割は今後ますます重要になると言えます。本ゼミでは、”働く人の環境”や”働く人の能力”に焦点をあて、「その人らしい働き方とは何か」という問いを掘り下げていきます。近い将来、働くことになる皆さんは、どのような環境であれば自分の能力を存分に発揮することができるでしょうか?その問いを皆さんと一緒に探究していけたら嬉しいです。

<ゼミの研究内容例>

山口ゼミ

母性看護領域に関する研究

山口 典子 Noriko Yamaguchi 准教授

本ゼミでは、より高度な不妊治療である生殖補助医療に関連した研究や、それに伴う新しい家族を迎えるための支援に関する研究を行っています。