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リハビリテーション学部

Department of Occupational Therapy

患者様一人ひとりに、最大限のパフォーマンスを導ける作業療法を

渡辺 健斗

卒業年 :2021年3月
出身高校 :新潟県・北越高校
勤務先 :大阪医科薬科大学病院
職種・職位・資格 :作業療法士

整形外科をはじめ多くの診療科を担当しています。多岐に渡る疾患や病期に応じて最善のパフォーマンスを引き出せる作業療法を心がけ、機器を用いた上肢機能練習や自主訓練用スプリントの作製などを行っています。患者様の異変を分析する際、大学時代に各分野の先生方から学んだ運動学や解剖学、生理学の知識が役立っています。

Q&A

「その人らしい生活」を送るためにできること

大滝 奈々

卒業年 :2019年3月
出身高校 :新潟県・新発田高校
勤務先 :医療法人 恒仁会 新潟南病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は現在、主に心不全などの心疾患を持つ患者様に対してリハビリをしています。心不全は動作時に息切れが生じ、日常生活に影響が出てしまいます。その様な患者様に対して、運動療法と併せて、日常生活動作の練習や心不全の再発予防に向けた指導を行っています。入院前の生活について患者様やご家族から丁寧にお話を伺い、その人らしい生活を続けていくためのリハビリや福祉用具の提案、自宅の環境調整などを行っています。作業療法士は患者様の人生に関わる責任のある仕事ですが、その分、患者様と多くの喜びを共有できます。体も心も元気になっていく姿を見られると、とてもやりがいを感じます。

Q&A

患者様それぞれに合ったリハビリを

内山 佳奈美

卒業年 :2019年3月
出身高校 :新潟県・新潟商業高校
勤務先 :富永草野病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は現在、骨折などの整形外科疾患をもつ患者様に対して作業療法を行っています。主に肘から指先までの骨折や、腱断裂(肩関節の痛みや腕が上がらないなどの症状をきたす疾患)をしてしまった患者様の機能回復を目的に、一人でも作業をできるようにするための道具を改良したり、退院後の生活にスムーズに戻れるよう日常生活動作練習を取り入れたリハビリをしたり、患者様の受傷後から社会復帰までを支援しています。同じ怪我をしたとしても、患者様それぞれでお仕事や生活環境は異なるので、しっかりコミュニケーションを取りながら、回復するまでの生活で何が困難になるのかどのように対処していくかを考えて、日々リハビリを行っています。

Q&A

“その人らしさ”を引き出す

松本 菜瑠美

卒業年 :2014年3月
出身高校 :群馬県・吾妻高校
勤務先 :総合リハビリテーションセンターみどり病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は、脳卒中や整形疾患を抱えた方に対し、在宅復帰や職場復帰に向けた作業療法を行っています。現在担当している回復期リハビリテーション病棟には、退院後の生活に不安を抱えている患者様が多くいらっしゃいます。そのような方に対して、私たち作業療法士は、日常生活動作の練習や一人でも作業ができるようにするための道具の改良など、個々の生活様式に合わせた支援を行っています。患者様は一人ひとり違った目標を持っているため、その方の生きてきた背景やライフスタイル、性格など、“その人らしさ”を引き出しながら支援していく必要があります。答えが見つからず悩むこともありますが、患者様と一緒に試行錯誤し目標を達成できた時は、この仕事のやりがいを感じます。

Q&A

その方に合った作業療法を

遠山 沙織

卒業年 :2015年3月
出身高校 :新潟県・村上桜ヶ丘高校
勤務先 :医療法人 崇徳会 田宮病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は現在、精神科病院である田宮病院に勤務しています。以前は、急性期病棟を担当し、退院に向けた支援を行っていましたが、現在は療養病棟にて継続的な入院を必要とする慢性疾患の患者様への作業療法を行っています。病棟では、集団活動を通したリハビリを中心に行っており、手工芸や体操、音楽などの様々な活動を通じて、患者様に楽しんでいただきながら、少しずつできることが増えるように支援しています。作業療法士は、『人』と関わる仕事であるため、患者様一人ひとりに応じたコミュニケーションの取り方を日々模索し、信頼関係を築いていくことを心がけています。今後も、多職種と協力・連携しながら患者様がより良い生活が送れるように支援していきたいです。

Q&A

「できる・できた」 経験を共有する

渡邉 貴博

卒業年 :2010年3月
出身高校 :新潟県・高田北城高校
勤務先 :新潟大学医歯学総合病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は現在、新潟大学医歯学総合病院に勤務しています。大学病院ということもあり、作業療法の対象となる疾患は多岐に渡ります。その中で、私は主に「急性期」と呼ばれる救急車やドクターヘリで搬送された直後の患者様に対して作業療法を行っています。入院直後は、身体・精神的に混乱されている患者様が多く、寄り添い、体を起こすことなどから始めていきます。その後、身体・精神の回復に合わせ、ご飯を食べる・顔を洗う・トイレで排泄をするなど、ふだん何気なく行っている、身の回りのことができるよう支援していきます。身の回りのことが「できる・できた」という経験は、病気・ケガに向き合う「力」になります。そのような経験を患者様と共有しながらリハビリを行っています。

Q&A

自分らしい生活を取り戻すお手伝い

渡辺 慧子

卒業年 :2013年3月
出身高校 :長野県・須坂東高校
勤務先 :社会福祉法人 敬老園
職種・職位・資格 :作業療法士

作業療法士は子供から高齢者まですべての方と関わり、病院・学校・施設・地域など幅広い分野で人と関わる仕事をします。病気などで失った自分らしい生活をできるだけ取り戻すことや新しい自分との出会うことをリハビリを通してお手伝いしています。 主な業務としては、機能訓練や家の改修のサポート、精神疾患を抱えている方への人との関わり方のサポートを行っています。

Q&A

人と人との関わりが大切になる仕事

小泉 亮子

卒業年 :2008年3月
出身高校 :長野県・岩村田高校
勤務先 :医療法人社団 白美会 白根大通病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は、大学時代の実習から白根大通病院にお世話になり,現在は作業療法士として勤務しています。当院は、入院・通所リハビリ・訪問リハビリがあります。現在は、入院業務に携わっており、患者様が穏やかに入院生活を過ごし、円滑に在宅復帰が行えるよう他の専門職と連携しながら患者様の希望に沿ったリハビリや支援ができるよう日々努めています。また、ターミナルケア(終末期の医療・看護)病棟が併設されており、患者様が人生の最後まで自分らしく生活できるようリハビリを通して身体的・精神的ケアを行っています。

Q&A

患者様の希望を実現させる

塚原 美希

卒業年 :2012年3月
出身高校 :長野県・飯山北高校
勤務先 :新潟県・社会医療法人 新潟勤労者医療協会 老人保健施設入舟
職種・職位・資格 :作業療法士

病院での集中的なリハビリテーションを終え、生活の場を自宅に移した高齢者、また、これから自宅に帰る準備が必要な方を対象にリハビリのサポートを行っています。これからどのような生活を送っていきたいかを本人様やご家族、関係する他職種と共にに考えています。そして、必要な動作を練習し、生活しやすい環境を提案していいるほか、病気のコントロールや健康で過ごすための生活のちょっとした工夫もお伝えしています。

Q&A

患者様との長期的な関わりが魅力!

小林 茉利奈

卒業年 :2014年3月
出身高校 :新潟県・三条東高校
勤務先 :医療法人 常盤会 緑の屋根診療所リハビリテーションセンター
職種・職位・資格 :作業療法士

私は、退院後に在宅や施設で過ごされている患者様や発達障害のある小児の患者様のリハビリおよび特別養護老人ホームでのデイサービスを行う病院に就職しました。急性期~回復期の病院で毎日リハビリを行う患者様とは異なり、患者様の中には週に数回や月1回程度のリハビリしか行えない方もいらっしゃいます。毎日の変化や実際の日常生活動作場面を見る機会は少ないかも知れませんが、患者様と長期的に関わることができるのは大きな魅力だと感じています。
学生時代を振り返ってみると、本学科には、「身体障害領域」「精神障害領域」「高齢期障害領域」「発達障害領域」で、豊富な臨床経験を持った先生方がいて、貴重な体験談を伺うことができました。そのため、教科書だけでは分からない実際の現場について知ることができました。その中でも特に、治療プログラムを立てる授業があったことや働く前に小児のリハビリで使用する遊具に触れられたことが、現在の職場で行っている治療プログラムの立案や実際のリハビリ場面において活かされています。
これからも、患者様一人ひとりがやりがいや楽しみを感じ、その方らしい生活が送れるような支援ができるように努力していきたいです。

Q&A

患者様の「言葉」「表情」「仕草」を読み取る

吉井 あい

卒業年 :2013年3月
出身高校 :新潟県・新潟西高校
勤務先 :佐潟公園病院
職種・職位・資格 :作業療法士

私は現在、佐潟公園病院という精神科病院で作業療法士として勤務しています。患者様の障害による苦しみを少しでも癒し、その方らしさを引き出すことのできるようなサポートを日々心がけながらリハビリを行っています。まだ作業療法士になり間もないですが、佐潟公園病院で働いてから言葉では言い表せない程、様々なことを経験させていただきました。理想の作業療法士を目指して、これからもより一層精進していきます。

Q&A

作業療法士の仲間が増えることを期待しています

小林 将士

卒業年 :2009年3月
出身高校 :新潟県・巻高校
勤務先 :新潟県立 リウマチセンター
職種・職位・資格 :作業療法士

私は、作業療法士になって1・2年目は維持期での病院で、3年目以降は回復期の病院で勤務しています。作業療法士としてその人らしさを引き出していくことの難しさを感じる一方、病気や苦難を乗り越えようと努力されている患者様に少しでも役立ちたいと感じ、日々、懸命に努力を重ねています。「作業療法士は良い仕事です。」と言われても、高校生の皆さんには、まだピンとこないと思いますが、実際に作業療法士になり、あらためて「作業療法士は本当に魅力的な仕事」であると実感しています。他人の人生に深く関わって、自分の事のように相手の将来について考えられる仕事はなかなかないと思います。その分、悩むこともありますが、とてもやりがいがあります。若く志を持った作業療法士の仲間が増えることを期待しています。

Q&A

子どもの保育・教育分野で、もっと貢献したい

田坂 翔太

卒業年 :2007年3月
出身高校 :埼玉県・本庄高校
勤務先 :さいたま市 療育センター さくら草
職種・職位・資格 :作業療法士

私は、もともと子どもと関わる仕事に就きたいと思っていました。また、リハビリにも興味がありましたが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など様々な職種の違いも分からず、漠然としていました。そんな時、実際の仕事の場面を見学させていただく機会があり、子どもが1番楽しそうにしていたと感じたのが作業療法でした。当時の私には、「作業療法=遊び」に見えましたが、作業療法士を目指して勉強を始め、徐々に「遊んでいただけ」ではなかったことに気付きました。遊びの中に、様々な治療的要素が散りばめられ、子どもの思いに寄り添うように遊びが展開されていたと、今になって思います。そして、現在の職場では、いかに「遊んでいるだけ」にみせることが難しいかを痛感しています。子どもに治療の意図を感づかせずに、ただ楽しく遊んでもらうように悪戦苦闘していますが、今後も子どもの保育・教育の分野で、作業療法士がもっと貢献できるようこれからも頑張ります!

Q&A