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言語聴覚士

「話すこと」「聞くこと」 「食べること」
を支援するスペシャリスト

子どもから大人まで「話すこと」や「聞くこと」などのコミュニケーションに障害を持った人や、のどの機能が弱って「食べること」に障害を持った人に対して、検査や訓練などを行い、その回復のサポートを行うリハビリの専門職です。

仕事の内容

「話すこと」・「聞くこと」のサポート

「話すこと」については、言語の問題(失語症)や吃音などに対して検査を行い、状態に応じて訓練をします。「聞くこと」については、聞こえの障害(聴覚障害)のある方に、検査や訓練、補聴器のフィッティングなどを行います。

「食べること」のサポート

食べ物が口からこぼれる、うまく飲み込めない、むせる、といった摂食嚥下(えんげ)障害に対して、原因の調査をします。その結果から、「 咀嚼して、飲み込む」ために必要な器官の運動訓練や、飲み込む反射を高めるための訓練を行います。

「こども」へのサポート

子どもの言葉の遅れに対して、絵本を見せて言葉を引き出したり、文字の習得ができるように指導を行ったりします。また家族や教育機関と連携し、子どもの周辺環境を整える役割も担っています。

活躍するフィールド

Case1

病院などの医療機関

対象となるのは子どもから高齢者まで。患者様に対して検査やリハビリを通して回復を支援します。病院内で医師・看護師・他のリハビリ専門職と連携しながらサポートする「チーム医療」が求められます。

Case2

介護老人保健施設・訪問リハビリ

利用者様には後期高齢者が多く、複数の疾患や既往症を持っているケースも少なくありません。そのため、発声・発語や聴覚のリハビリのほか、嚥下訓練、失語症・認知症のリハビリなど、幅広い支援が求められます。

Case3

小児療育施設

子どもがスムーズにコミュニケーションを取れない原因は、発達障害や知的障害、自閉症などさまざまです。一人ひとりに合わせた訓練、指導に加えて、生活サポートや学習サポートなどを行います。

言語聴覚学科