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救急救命士

事故・急病・災害などの場面で命を救う専門職

救急現場や救急車で医療機関へ搬送するまでの間及び医療機関到着から入院するまでの間、一刻を争う傷病者の救命率を高めるために必要な高度な救急救命処置を医師の指示によって行うことができ、傷病者の命を救うリーダーとして重要な役割を担っています。

仕事の内容

傷病者の状態の観察・評価

傷病者の状態を詳細に把握するため、「視診・聴診・触診・打診」で観察します。生命維持に関わる異常な所見がないか迅速に観察し、処置や蘇生を早急に行う病態かどうかを評価します。

救急救命処置と医療機関への搬送

一般の救急隊員が行う応急処置に加え、医師の指示のもと、気管挿管・薬剤投与・輸液などの高度な救急救命処置を行うことが認められています。また、傷病者の観察結果に基づき、傷病の種類や重症度に応じて、医療機関の選定を行います。

活躍するフィールド

Case1

消防機関

消防機関に勤める救急救命士が行う仕事は、傷病者の応急処置を中心に、緊急出動時の報告書作成や備品の点検・整備、活動訓練などさまざまです。

Case2

病院

2021年10月から救急救命士法の改正に伴い病院内においても活動することができるようになり、救急室での救急救命処置や、ドクターカーでの処置などを行います。

Case3

陸・海・空自衛隊

自衛隊に所属する救急救命士は、患者様の治療や隊員の健康管理を担う「衛生隊員」として勤務するケースが多く、災害時や訓練時の負傷者の救護などを行います。

Case4

海上保安庁

海上保安庁の船舶やヘリコプター、航空機で海難事故などで発生した傷病者に救急救命処置を行います。

救急救命学科