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心理・福祉学部

Department of Social Welfare

  • 学生の在籍学年は2024年度在籍時のものです。

青木ゼミ

これからの地域共生社会の実現に関する研究

青木 茂 Shigeru Aoki 教授

かつてのわが国は、日常生活で不安や悩みを抱えたら相談できる人や気づいてくれる人が身近にいるなど地域における助け合い、支え合いの機能が当たり前のように存在した時代がありました。これが少子化、超高齢化、人口減少の急速な進展のため、この機能が徐々に低下してきているといえます。このような状況を変革するため、国は地域共生社会の実現に向けた様々な施策を実施しています。本ゼミでは、地域共生社会実現の障壁となっている社会福祉の諸問題に関して研究しています。学生自らが主体的に関心を向け、問題意識を明確化し、調査、考察、結論に結びつけられるように支援しています。

<ゼミの研究内容例>

人生の最期の選択を考え福祉の課題と本質に迫る

人生の最期の選択をテーマに安楽死と尊厳死について研究しました。グループで「孤立死と孤独死」「介護人材の不足」などの福祉問題に関する意見を交換。多様な価値観に触れたことで視野が広がり、他者の意見を傾聴する大切さを学びました。

社会福祉学科4年 佐藤 真菜 新潟県 小千谷高等学校

松元ゼミ

双極性障害(双極症)をめぐる「病い」の語り研究

松元 圭 Kei Matsumoto 講師

本ゼミでは、本来大学で学ぶべき学問的取り組みへの基礎である、①自分の手と足でデータを収集すること、②自分の頭で考えること、③正解のない問いへ取り組むこと、の 3 点を学ぶことができます。「常識を疑う」という社会学的想像力の醸成や量・質双方の調査法の習熟、論理的思考力の育成を目指しているというのは、他のゼミにはない大きな特徴ですし、こうした学問的基礎力は今後の人生で何かに取り組む際や、困難に直面した際の問題解決の一助となることが期待できます。

地域住民のつながりを構築し孤立のない社会を目指す

人間関係の希薄化や社会的孤立という社会課題に着目し、地域住民同士の繋がりを構築する方法を研究しています。寺院や公民館などを拠点とした、効果的な地域活動のあり方を探究。地域福祉や福祉政策の視点から、実践的な解決策を探っています。

社会福祉学科3年 阿久津 琉菜 新潟県 三条東高等学校

小堀ゼミ

困難や問題を抱える当事者とその「支援」について様々な視点から考える

小堀 晶子 Akiko Kobori 講師

本ゼミでは、公認心理師・臨床心理士の資格をもつ担当教員によるゼミ運営が特長です。心理職としてのこれまでの知識と経験を踏まえて、福祉分野を含め広く対人援助について考えます。また、困難や問題を抱える当事者が抱える背景と、いかにして当事者となったのか、その過程について文化・社会学的な視点も含めて研究を行います。このことは、様々な背景を持つ多様な人々が共生する現代社会で欠かせない視点です。こうした視点を持った専門職を輩出することが本ゼミの社会的意義であると考えます。

認知症が与える影響を明らかにし当事者や家族のQOL向上に繋げる

認知症の症状が当事者と家族に及ぼす影響を多角的に研究しています。介護負担や経済的課題などの実態を明らかにし、QOL向上に繋がる支援を追究。研究の成果を発表することで、認知症への対応や当事者への理解を周知できればと考えています。

社会福祉学科3年 渡辺 賢 新潟県 新津高等学校

河野ゼミ

福祉と医療の連携を図る方法に関する研究

河野 聖夫 Seio Kouno 教授

本ゼミでは、病気や傷害に伴って生じる生活問題の解決を支援する保健医療ソーシャルワーク、病院や地域医療における保健医療福祉の専門職の連携、チーム医療や地域包括ケアなどの取り組みについて研究しています。暮らしの中にどのような保健医療の問題があるのかを知り、実際の医療福祉の取り組みや連携の実際に触れながら考えていくことで、命と健康、生活を支えていくことの大切さ、地域住民や行政と専門職の連携の重要性を感じていければと考えています。新潟市内の病院を見学したり、現役の医療ソーシャルワーカーの方からのお話を伺ったりしながら研究を進めています。

大屋ゼミ

医療的ケア児とその家族に行う企業連携を通じたメンタルヘルス活動の研究

大屋 未輝 Miki Oya 講師

私のゼミでは、メンタルヘルス活動の研究を行っています。社会問題や地域生活の視点からメンタルヘルスを支援するボランティア活動に、学生が主体的に関わる方法を検討しています。病院や福祉施設、企業との協働によって推進するメンタルヘルス活動は、生きたソーシャルワーク学習の場でもあります。また、学生主体で行うゼミ活動は、人との関わり方、ビジネスマナーに至るまでも身につける、人間形成につながる重要な学習環境です。学外での積極的なフィールドワークを通して、社会問題に応じた新たなボランティアを創造し、それを実行する本ゼミの活動は、学内オンリー1の取り組みです。

原口ゼミ

共生型農園を活用した「食農福教育プログラム」の開発

原口 彩子 Ayako Haraguchi 教授

障害を持つ人や学生、フリースクールの子どもたちなどが協働しながら8年にわたって運営してきた実験農園で、多様な人々がともに働き、対話し、食する一連の体験をプログラム化して、共生教育の一環として義務教育に取り入れるプロセスを実現する研究を行っています。動植物もヒトも等しく地球の一員であることを感じ、老若男女や障害の有無など関係なく、多様な人々が集えるのがこのゼミです。すべての研究は、個人の心というミクロの世界から、地球というマクロの世界までつながっていることを実証し、互いが個性を尊重しながら共生していく大切さを社会に浸透させていきたいと考えています。

佐藤ゼミ

誰もが生きやすい社会の実現に関する研究

佐藤 洋 Hiroshi Sato 教授

グローバルな社会経済情勢の変化や様々な格差の問題、人口減少と少子高齢化の進展など、今を生きる人々を取り巻く環境は厳しさを増し、様々な「生きづらさ」を抱えている人が増えています。このような社会問題を解決する一つの手段が福祉政策であり、本ゼミでは【福祉政策】を学習することを目的として、学生一人ひとりが問題意識を持つテーマを取り上げ、みんなで検討し、問題解決する方策を明らかにする学習を行っています。新鮮な視点で自由に発想し、考えを深め、個性を尊重し合うゼミ活動を通じて、実践的な問題解決能力を持つソーシャルワーカーとなることを目指します。

<ゼミの研究内容例>

寺田ゼミ

多様な生き方を支える社会に関する研究

寺田 貴美代 Kimiyo Terada 教授

地域社会には、児童や高齢者、障がい者、患者、外国人、難民、LGBTQの方々など、さまざまな人が暮らしています。このように多様な人々がお互いを尊重し、ともに生きやすい社会を実現するための方法を考え、いかにして支えるかについて研究することが当ゼミのテーマです。そのためゼミでは、学生一人ひとりが関心を持った社会福祉のテーマを掘り下げ、将来、生活問題や社会問題に関わるソーシャルワーカーとして活躍するための力を身につけていきます。ゼミ活動を通して、仲間と楽しく学び合いながら、社会福祉への理解を深められることが、本ゼミの魅力だと考えています。

<ゼミの研究内容例>

渡邉 敏文ゼミ

地域保健福祉と住民参加活動に関する研究

渡邉 敏文 Toshifumi Watanabe 教授

人は誰でも地域において健康で安心・安全に暮らしたいと思っています。そのためには、地域で解決していかなければならないことが多くあります。本ゼミでは、地域活性化を目的に、行政機関や社会福祉協議会、関係団体などと連携しながら、地域で行われているサロン活動・見守り活動などのさまざまな住民参加活動に関わることや、水俣病の患者の支援などをとおして調査・研究し、真理を探究していきます。これらの研究から得られることは、人の生活に直接結びつくことから、卒業後の進路に必要な社会福祉専門職としての理論・実践を兼ね備えた力を身につけることができます。

<ゼミの研究内容例>

渡邉 恵司ゼミ

地域共生に向けた福祉サービスに関する研究

渡邉 恵司 Keiji Watanabe 講師

近年の社会情勢の著しい変化により、少子高齢化、児童虐待、老老介護、空き家の増加などの問題が顕在化しています。そのような問題に対して、対象・機能別に公的サービスが整備されていますが、様々な分野の課題が絡み合い、個人や家族、地域単位で複合的な支援を要する状況もみられます。地域社会の存続への危機感が高まるなか、社会的課題を乗り越えていくうえで、「地域共生社会」というキーワードが掲げられています。そこで、本ゼミでは、児童福祉や障害福祉、公害福祉などの幅広い分野へのフィールドワークを通して、地域共生社会の実現に向けた取り組みについて研究しています。

<ゼミの研究内容例>