救急救命学科ゼミ紹介
救急救命学科 メニュー
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※学生の在籍学年は2022年度在籍時のものです。
大松ゼミ
観察・評価・処置の正確性向上に関する研究
大松 健太郎
Kentaro Omatsu
准教授
救急救命士は、傷病者を短時間で観察し、緊急度・重症度を評価し、救急救命処置を行い、 適切な医療機関に搬送することが求められる職種です。傷病者を評価する際には様々なスケール(段階)が存在します。 本ゼミでは、救急救命士が用いる評価スケールの誤判定の要因について分析し、評価の正確性を向上するための研究を行っています。 また、現場では様々な医療機器・資器材を用いて傷病者に対応しますが、それらの選択が傷病者に与える影響についても研究を進めています。 これらの研究を行うことで、卒業後に根拠のある救急活動を行える卒業生を輩出することを目指しています。
救急救命学科3年
近藤 開斗
新潟県
万代高校出身
私たちは除細動(電気ショック)パッドの装着位置の正確性向上に関する研究を行っています。パッドの装着位置というのは除細動を成功させるための重要な要素の一つです。研究を進めることで除細動や除細動器について理解を深めることができ、救命率を上げることに繋がると考えています。また、就職や国家試験対策をゼミ生で協力しながら進めています。
<ゼミの研究内容例>
- シミュレーション動画教材を用いた意識レベル評価の正確性に関する研究
- 各種搬送資器材が心肺蘇生の質に与える影響に関する研究
- 外傷傷病者に対する脊柱運動制限の適応判断に関する研究
安達ゼミ
効果的な胸骨圧迫に関する研究
安達 哲浩
Tetsuhiro Adachi
講師
救急救命学科で使用している胸骨圧迫トレーニング人形は、形や大きさなどの違いで数種類あります。どの人形でも同じように質の高い胸骨圧迫ができるようになるのか、人形によって違いがあるものなのかを研究しています。様々な評価方法で、様々な視点から胸骨圧迫の質を評価しながら研究していきますが、学生が自ら考えて試行錯誤を繰り返しながら研究を行っていきます。また、新潟PUSHプロジェクトという心肺蘇生法の普及活動団体が行っている応急手当講習の場に実際に参加し、スタッフや指導者として応急手当の大切さを伝えていく活動も行っています。
救急救命学科3年
関 泰晴
山形県
米沢中央高校出身
私たちは、心肺停止傷病者に対し、どのようにしたら早く胸骨圧迫を開始できるか、胸骨圧迫を質の高いものにするためにどのような要因があるか、そのための学習教材に最も適したものはどのようなものかについて研究しています。この研究は救急救命士だけのためではなく、広く一般の方々への心肺蘇生法の普及啓発活動にも活かせると考えています。
<ゼミの研究内容例>
- 民間救急の救急救命士に関する研究
- 蘇生率の地域差に関する研究
- 人工呼吸時の送気量に関する研究