医療福祉学専攻では、保健・医療・福祉・スポーツに関する深い専門性、多様な専門領域との連携を発展させる力、豊かな人間性と高潔な倫理観に基づく幅広い教養を身に付けることで、めまぐるしく変化する倫理的・法制度的・社会的課題の解決を先導できる教育研究者および高度専門職業人を養成する。
心身機能を多角的に教育研究する医学・医療・工学・スポーツにまたがる学際領域の問題点を扱います。運動・動作・行動・感覚機能を生体力学的、生化学的および電気生理学的等の手法により詳細に分析し、運動障害、認知症、失行・失認・失語症等の高次脳機能障害に対する臨床的な問題解決能力を培い、新たな治療法を開発するための基本的理論を教育研究します。
福祉向上に役立つ福祉用具・装具・義肢・靴などをどのように人間に適合させるかを科学的に検討します。それによってより優れた福祉用具の開発やリハビリテーションの方法、健康増進の方法の向上を目指します。そのためにコンピュータを駆使した最新の身体動作分析の手法や人間工学的な手法を活用します。
主に地域、国際レベルでの人間集団を対象とした健康や福祉の向上を目指し、各専門領域について学びます。専門領域は、予防保健学、公衆衛生学、国際保健学、健康政策学、社会福祉学などが含まれます。研究手法は、テーマに応じて自然科学から社会科学まで多様な手法を用います。
※下線部は実際の本学博士課程修了者の進路です。
博士後期課程修了者数 110名(2009年~2023年度修了生の合計)