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【新潟医療福祉大学】村上市上野遺跡で縄文時代後期の珍しい墓が発見されました!

平素より本学への格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

新潟医療福祉大学 自然人類学研究所、国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所、公益財団法人 新潟県埋蔵文化財調査事業団では、国道7号朝日温海道路の建設に伴い、村上市上野遺跡の発掘調査を実施しています。当遺跡では縄文時代後期の焼人骨集積土坑が見つかり、新潟医療福祉大学で人骨の分析を進めています。
また、埋葬された人骨の様子が明らかになったことから、分析中の土坑につきまして11月22日(水)に報道公開を、11月26日(日)に一般公開をいたします。

つきましては、下記のとおり報道機関の皆様に土坑を公開いたします。
広くご周知いただきたく、取材・報道くださいますようお願いいたします。

【村上市上野遺跡の焼人骨集積土坑 公開に関する概要】
≪報道公開について≫
日時:11月22日(水) 11:00開始
場所:新潟医療福祉大学内(新潟市北区島見町1398)土坑整理所
内容:分析中の焼人骨集積土坑の公開・説明
遺跡概要:
約4,000年前の縄文時代後期前葉を中心とする大規模な集落跡です。これまでに、平地(へいち)建物(たてもの)や掘(ほっ)立柱(たてばしら)建物(たてもの)などの140棟以上の建物跡や2か所の廃棄域など、10,000基を超える遺構が見つかっています。遺物は、土器や石器など約4,500箱が出土しました。
焼人骨集積土坑について:
・長さ150㎝、幅100㎝、深さ30㎝ほどの楕円形の穴の中に、焼けた人骨が納められた遺構です。
・穴の下部では、四肢骨(腕や脚の長い骨)が東西方向に並列された状態で出土しました。他所で焼いた骨を規則的に配列しながら埋葬したことが分かります。
・埋葬された人骨は6体以上あり、全身の骨が出土しました。また、焼骨の色や状態から、600~800℃以上の高温で長時間焼かれたと推定されました。
・抜歯習俗が確認された上・下顎骨、潜水などの冷水刺激で生じた可能性がある外耳道の骨腫、野山を駆けめぐった痕跡とされる柱状大腿骨(ピラステル)の発達など、縄文人の暮らしぶりを推測できる個体を確認できました。
・これらは縄文時代の葬制や生活を知る上で、極めて重要な成果といえます。

≪一般公開について≫
日時:11月26日(日)
〔午前〕受付 9:30~11:30 、見学10:00~12:00
〔午後〕受付13:00~14:30 、見学13:30~15:00
場所:新潟医療福祉大学内 土坑整理所
※詳細は以下、案内を御覧ください。



■本件に関する取材申し込み・お問い合わせ先
新潟医療福祉大学
電話:025-257-4459
Eメール:kouhou〇nuhw.ac.jp(担当:石津)
〇を@に変えてください。
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