社会福祉学科学びの特色

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学びの特色

1.マルチライセンスの取得により幅広いフィールドでの活躍を実現

「社会福祉士」および「精神保健福祉士」「介護福祉士」の3つの福祉系国家資格すべてに対応したカリキュラムで、国家資格のダブルライセンス取得が可能です。また、社会福祉士養成大学では全国初となる「児童厚生一級指導員」の養成プログラムを配置しているほか、医療ソーシャルワーカーやスクールソーシャルワーカー、児童福祉分野の専門科目を配置し、マルチライセンスの取得を目指すこともできます。

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2.医療系総合大学での学びが可能にする「医療ソーシャルワーカー」の育成

病院では、退院後の生活に不安を持つ患者様やご家族への相談・援助を行う「医療ソーシャルワーカー」の配置が進められています。本学科では、医療機関での業務について学ぶ専門科目を配置し、また看護やリハビリなどの医療系学科の学生とともに学ぶ「連携教育」を実践することで、チーム医療の担い手となる「医療ソーシャルワーカー」の育成に力を注いでいます。こうした取り組みは医療機関からも高く評価され、多くの卒業生が病院への就職を実現しています。

3.希望する就職の実現に向けて福祉マインドと専門性・実践力を深める

1年次からの見学・体験実習や各領域で活躍する卒業生を招いての講演など、学生が将来、多様なキャリア選択ができるよう学年進行に応じた「キャリア形成教育」を実施し、早期より福祉マインドや自己実現力を身につけます。また、3年次からは将来の目標を見据えた“専門領域別のゼミ活動”を展開し、就職に向けた専門性・実践力を高めます。

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4.第1期生卒業以来、140名以上が公務員として就職

本学科では、福祉行政職を希望する学生に対して公務員試験対策を行っています。各種模擬試験の実施および結果分析に基づく対策講座を実施するほか、国家公務員、都道府県地方公務員、市区町村地方公務員などの試験区分別の個別指導を行っています。こうした取り組みにより、第1期生卒業以来140名以上が都道府県庁や市役所など、公務員としての就職を実現しています。

TOPICS

多職種連携と社会福祉士

社会福祉士は困っている人とその人をとりまく「ヒト・モノ・できごと」をみつめて、その人の思いや気持ちを尊重し人権を守ります。また社会の仕組みを活かしたり、つくり出したりして、「医療・介護・地域社会・学校・家庭・行政」をネットワークとしてつなぎます。他の専門職とチームで支援にあたることであらゆる人の「自分らしく生きる」を支えます。その要(かなめ)として社会福祉士は重要な役割を果たしています。

家庭介護セミナーの開催

本学科では、行政や地域コミュニティと積極的に連携を図り、地域福祉の推進に貢献するため、 新潟市北区自治協議会事業「大学生と協働!地域住民の健康と福祉を支えるまちづくり事業」の委託をうけ、家庭介護セミナーを開催しています。 このセミナーは、介護福祉を学んでいる本学の学生と地域住民の方々が交流しながら介護の基本的知識やスキルを学ぶことを目的としています。

社会福祉学科の国家試験対策

在学生アンケート調査結果から、資格取得実績に対する期待は高い状況が見られています。 そのカギは、早期対策にあります。3年生後期から開始している特別対策において普段の授業内容と試験対策内容と結び付け、学習意識の向上を目指しています。 4年生から本格化する対策は過去問学習から複数回の模擬試験の実施まで、 計画的に進めていきます。ダブルライセンス取得に対する対策も同時に進め、開学以来17年間、毎年高い合格者数を維持しています。

キャリア形成教育プログラム

「キャリア形成教育プログラム」の目的は、将来なりたい自分の姿とそれに至るまでの道のりを具体的にイメージすることや 社会福祉現場で働くソーシャルワーカーの福祉マインドの基盤を確認することにあります。 卒業生から「保健・医療・福祉の専門職になる~社会福祉士のキャリア形成に向けて~」と題して講義をしていただきました。 参加者からは、「マルチライセンス取得を目指す先輩の話を聞き、私も複数の資格取得に向けて頑張りたいと思った」 という感想が聞かれていました。

ブックレット第6号を発行

ブックレット第6号では、ソーシャルワークの価値と実践を「制度の中のソーシャルワーク」から「社会の中のソーシャルワーク」 へ転換することを主旨として、「にいがたの高齢者福祉とソーシャルワーク」の展望や医療介護連携の現場の方々に問題提起をしていただきました。 常に「人々とともに(With people)」働くソーシャルワークの確立を目指していきたいと願っています。

新潟水俣病関連情報発信事業

この事業は新潟水俣病に関する情報・教訓を広く発信することにより、県民の理解を促進し、 誰もが安心して暮らすことのできる地域社会づくりを目指すものです。これまで約3,000人に上る学生が、新潟水俣病患者の方々のふれあいや、 阿賀野川流域のフィールドワーク等による学びの成果を広く県民に発信してきています。 参加した学生は、行政をはじめ医療・福祉・介護の現場で、病気や障害など生活上の困難を抱える県民と真摯に向き合っています。

介護予防ケアプラン検討会

新潟市から委託を受けて継続して取り組んでいる「新潟市多職種合同介護予防ケアプラン検討会」については、 2021年度は40回開催、89事例について検討することとしています。この会は、多職種合同による「高齢者の自立支援・QOLの向上のためのケアプランとケアの質の保証を目指しています。 また、検討会の効果検証を通じて、介護予防に向けたケアマネジメントのあり方を探る研究が、「新潟市医師会地域医療研究醸成事業」に採択されました。