視機能科学科学びの特色
視機能科学科 メニュー
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学びの特色
1.視能訓練士は眼科医療に欠かせない「眼(視覚)」のプロフェッショナル
私たちは外界の情報の大部分を「眼(視覚)」から取り入れると言われており、視機能を健全に保つことは、QOLの維持・向上のためにも非常に大切です。視能訓練士は「眼(視覚)」の健康管理を行うプロフェッショナルとして、主に病院や診療所などの医療機関で活躍しています。その業務内容は眼や視覚に関する各種眼科検査を主体として、視機能の矯正・訓練やリハビリテーションなど、多岐に渡ります。また、日本人の多くが眼鏡やコンタクトレンズを使用する中、その処方に関わる検査業務により、子どもから高齢者まであらゆる対象者の「見える」をサポートしています。さらに、近年ニーズが高まっている「子どもの眼の健康管理」や、糖尿病・高血圧といった「生活習慣病の早期発見」など、視能訓練士が果たす役割はますます拡大しています。
![イメージ図](/faculty/medical/ort/img/feature_image2023.jpg?529)
2.視能訓練士養成大学では全国初!
「視能訓練士」と「眼鏡作製技能士」の国が定めるダブルライセンス取得が可能
本学科では、国家資格の「視能訓練士」に加え、国家検定資格の「眼鏡作製技能士」の取得が可能です。視能訓練士養成大学で、このダブルライセンス取得は全国初となります。眼科臨床現場で眼鏡処方のための検査を担う「視能訓練士」が、眼鏡の作製や取り扱いに秀でた「眼鏡作製技能士」の知識や心得を修得することにより、これまでにないハイブリッドな視能訓練士として眼科医療に貢献できると考えています。また、眼科臨床施設だけでなく、眼鏡店への就職につながるなど、将来の活躍の場の選択肢が拡大することも期待されます。
![イメージ図](/sp/faculty/medical/ort/img/feature_image07_2023.jpg)
3.充実した視能訓練士教育に向けた全国トップレベルの実習環境
視力、眼圧、視野、色覚、瞳孔などを検査する様々な実習機器を1フロアに配置するこ とにより、各種眼科検査の技術を磨くとともに、眼科臨床で行われる複数の検査手順 や流れについて、実践的に学ぶことができます。
![イメージ図](/sp/faculty/medical/ort/img/feature_p06_2023.jpg)
TOPICS
学科開設以来、高い就職率で目標とする施設への就職を実現!
![学科開設以来、高い就職率で目標とする施設への就職を実現!イメージ写真](/faculty/medical/ort/img/topics_p17_ort.jpg)
2023年3月に本学科の第6期生が卒業し、第1〜6期生の就職累計内定率は、99.6%(内定者281名/就職希望者282名)を達成することができました。2023年度は就職希望者37名に対して、215件の求人が全国各地から寄せられ、卒業生は、自身の目標に合わせ、大学病院や総合病院などへの就職を実現しています。今後も本学科では、就職を希望する学生を全面的にバックアップし、高水準の就職内定率の実現を目指していきます。
強化指定クラブとの連携で選手への視覚評価を実施!
![強化指定クラブとの連携で選手への視覚評価を実施!イメージ写真](/faculty/medical/ort/img/topics_p21.jpg)
スポーツを行ううえで「視覚」は競技パフォーマンスに大きく左右します。そこで本学の強化指定クラブと連携し、アスリートへの視覚評価を行っています。この取り組みではアスリートの基礎的な視機能を把握するための視力や眼の度数に関する検査などを幅広く行っています。さらに競技をしている時に装用しているコンタクトレンズ度数などが適正であるか、眼や視覚のプロフェッショナルとしてアドバイスを行いながら、アスリートへのサポートを行っています。
眼鏡の作製とフィッティングに関する実習
![視能訓練士国家試験学科開設以来、合格率100%](/faculty/medical/ort/img/topics_p19_out.jpg)
適切な眼鏡度数を選定することは視能訓練士の主要な業務の一つですが、実際に眼鏡を作るのは眼鏡作製技能士です。この実習は、実際にレンズを加工してフレームに枠入れし、顔に合わせてフィッティング調整するという、眼鏡分野の仕事を体験するもので、他の養成校ではほとんど実施できていない内容です。具体的には、自分の顔に合ったフレームを選定し、レンズを自動加工機にかけて枠入れ加工した後、できあがった眼鏡のかけ具合を調整します。レンズ度数の決定だけでなく、眼鏡加工からフィッティングに至る一連の流れを体験しながら学べるユニークな実習です。
スポーツビジョンを深く学ぶ!
![スポーツビジョンを深く学ぶ!](/faculty/medical/ort/img/topics_p17.jpg)
スポーツを行う上で「視覚」は競技のパフォーマンスを大きく左右します。そのため、スポーツに関与する「動体視力」や「周辺視野」については競技にとって大事な要素となります。 本学科では、強化指定クラブなどのアスリートが多く在籍する特色を活かし、専門的にスポーツビジョンの評価を行う試みを推進しています。 今後も本学科では、視覚の専門家として、パフォーマンス向上に向けたスポーツビジョンの解析の取り組みについても進めていきます。
視機能科学科公開講演会
![視機能科学科公開講演会写真](/faculty/medical/ort/img/topics_p18.jpg)
視機能科学科では毎年、「視機能科学科公開講演会」を開催しています。毎回、視能訓練士・眼科・視覚に携わる著名な先生方をお招きし、その時々のホットな学びの特色についてご講演いただいています。
~過去の講演会~
第1回 阿部春樹 先生 (初代学科長、新潟大学 名誉教授)
第2回 Eberhart Zrenner 先生 (Tübingen大学 教授)
第3回 内川 惠二 先生 (東京工業大学 名誉教授)
第4回 田淵 昭雄 先生 (川崎医科大学・川崎医療福祉大学 名誉教授)
第5回 深井 小久子 先生 (日本視能訓練士協会 前顧問)
社会に求められる視能訓練士
![社会に求められる視能訓練士イメージ写真](/faculty/medical/ort/img/topics_p08.jpg)
超高齢社会の進展や視覚を取り巻く環境の変化に伴い、2030年には視覚障害者数が200万人にまで達すると予測されています (調査: 日本眼科医会)。一方、視能訓練士は、有資格者数が約1万4,500人(2017月12月31日現在/公益社団法人 日本視能訓練士協会)しかおらず、圧倒的に人材が不足しています。また、2010年には「眼科コメディカル全国統一試験」が廃止され、眼科検査・訓練を行うことができる専門職は視能訓練士のみとなり、国家資格である視能訓練士の早急な育成が強く求められています。本学科では、これらのニーズに対応できる質の高い視能訓練士を育成します。
現役視能訓練士 (卒業生) による在学生へ向けた講演会
![現役視能訓練士 (卒業生) による在学生へ向けた講演会イメージ写真](/faculty/medical/ort/img/topics_p20.jpg)
視機能科学科では、現役視能訓練士の卒業生を招いて在学生に向けた講演会を行っています。これは卒業後,眼科外来で臨床業務に就いている卒業生から、自身が在学中の講義を受ける姿勢や国家試験、卒業研究への取り組みを講演してもらうものです。在学生にとっては自身の大学生活を見直し、将来像を明確にしたり、日々のモチベーションをさらに上げるきっかけになっています。
「目の愛護デー」イベントの実施
![北区の保育園で「眼の愛護デー」+「紙芝居」を実施](/faculty/medical/ort/img/topics_p07.jpg?20150529)
10月10日は「目の愛護デ―」です。「10」の文字を横倒しにすると目のような形になることから、10月10日には全国で目に関するイベントが行われています。視機能科学科では毎年、学生が目の健康について伝えるために紙芝居を作成し、新潟市内の保育園・幼稚園を中心に読み聞かせ活動を行っています。学科内の有志団体である「劇団視機能」が中心となって活動し、その様子についてはInstagramやTwitterでも報告しています。
視能訓練士+同行援護従業者のダブルライセンス取得
![視能訓練士+同行援護従業者のWライセンス取得イメージ写真](/faculty/medical/ort/img/topics_p03.jpg)
本学科では、「視能訓練士(国家資格)」と「同行援護従業者[視覚障害]」のダブルライセンスの取得を目指しています。近年、医療の目的は疾患に対する治療から、疾患を有する患者様のQOLの向上へと変化してきています。「同行援護従業者」は、視覚障害によって移動が著しく困難な方の外出に同行して、援護や代読・代筆等の介助を行うための資格です。眼(視覚)のスペシャリストとして、幅広い視覚障害の患者様に対応できる視能訓練士の育成を目指します。