国際感覚を養う

本学では、10ヵ国18大学4医療機関と国際交流協定などを締結し、国際的な視野を身につけるための多様な国際交流活動を実施しています。

国際貢献 ~国際的な活動を通じてキャリア形成に繋げる~

本学では、各学科の特性を活かした様々な国際貢献活動を行っています。これらの活動は学生も参加できるよう制度化され、多くの学生が海外でのボランティア活動やJICAでの貢献活動に参加しています。こうした活動を通じて、青年海外協力隊として活躍する理学療法士や海外で技術支援スタッフとして活躍する義肢装具士などの卒業生を輩出しています。

国内の大学初!国際義肢装具協会(ISPO)認定校に

2019年8月、義肢装具自立支援学科は、日本の大学では初となる国際義肢装具協会(ISPO)が定める義肢装具士養成教育機関の最高水準である「ISPOカテゴリーⅠ」として認証されました。今後、本学科の卒業生は世界最高水準の教育を受けた「国際義肢装具士」として、日本国内はもちろんのこと、海外での活動や就職など、活躍が期待されています。

空飛ぶ車いすプロジェクト

義肢装具自立支援学科は「空飛ぶ車いすプロジェクト」に参加し、日本で老人ホームなどから年間5万台以上廃棄されている車いすを修理し、アジア諸国で車いすを必要とする人々に届けています。過去の活動では台湾の施設を訪問し、100台以上の車いすの点検・修理・整備や、車いすの贈呈を行うなど、国境を越えた交流活動を行っています。

【OG’s Voice】青年海外協力隊での経験
私は、理学療法士として海外で働きたいと思い青年海外協力隊に応募し、キルギスで理学療法士として活動していました。実はキルギスでは理学療法士などのリハビリの専門職はおらず、リハビリテーションとは何か?を紹介すること、リハビリの実践を手助けすることが主な活動となっています。私がキルギスに滞在していた中で、現地のマッサージストがリハビリの知識を習得しようと解剖学の本を自主的に読んでいることがありました。自身の活動で、周りに変化があったことがとても嬉しかったです。海外での貢献活動は、貴重な経験となりました。

中川 真紀子 理学療法学科5期生
[任国]中央アジアのキルギス共和国
[配属先]第4の都市カラコル市にある小児通所リハビリテーションセンター“ウルヌック”

海外研修 ~すべての学科で海外研修プログラムに参加が可能!~

本学では、すべての学科で海外研修プログラムを設置し、学生が積極的に海外研修へ参加できる機会を設けています。研修では語学研修や異文化交流のほか、現地の大学での授業参加や医療機関の見学などが実施され、日本の医療現場との違いを肌で感じながら、専門職としての使命感や心構えを養っていきます。

2019夏マレーシア研修に参加して
私は脳卒中患者のリハビリに興味があり、実際に患者様のリハビリに参加できる点が魅力的であることからマレーシア研修の参加を決めました。リハビリでは、屋外での活動を取り入れたり音楽をかけながらヨガをしたりするプログラムが組まれるなど、患者様の持っている力を最大限に引き出しながら行うための工夫がたくさんあったことが大きな発見でした。患者様と英語で上手くコミュニケーションをとることができず苦労しましたが、患者様の表情を見ながら声をかけることを常に忘れないことが大切だと感じました。日本での臨床においても、この研修で身につけたコミュニケーション力を活かしていきたいと思います。
理学療法学科 2年 田邊 かこ

※学生の学年は2019年度研修参加時のものです。