保健師(国家資格)
地域で暮らす人々の保健指導、健康管理の専門家。
保健師の仕事
保健師は、保健所や市町村などで、さまざまな健康診断や健康相談、家庭を訪問して健康上のアドバイスなど、地域住民の健康管理や保健指導などを行います。また、企業などでは従業員やその家族の病気の予防や、健康維持のための健康管理なども行います。さらに地域住民の暮らしやすい町づくりを提案するなど、その活動は多岐にわたっています。
保健師になるには
国家試験に合格すると免許が与えられます。国家試験の受験資格を得るには次のような方法があります。
看護師国家試験に合格した者、または看護師国家試験の受験資格を有する者で、次のいずれかに該当する者。
- 1、文部科学大臣の指定した学校で、6カ月以上、保健師になるのに必要な学科を修めた者(修業見込み者を含む)
- 2、厚生労働大臣の指定した保健師養成所を卒業した者(卒業見込みの者を含む)
- 3、外国の保健師学校を卒業し、または外国で保健師免許を得た者で厚生労働大臣が上記に掲げる者と同等以上の知識および技能を有すると認めた者
主な活躍の場
- 保健所・保健センター
- 病院など医療機関
- 訪問看護ステーション
- 教育・研究機関
- 社会福祉関連施設・機関
老人ホーム、社会福祉施設、学校、一般企業まで、幅広いフィールドで活躍しています。
健康増進が注目される現代、予防活動を行う保健師は、地域包括支援センターや社会福祉施設、学校や一般企業などでの健康管理支援まで、幅広いフィールドで活躍しています。また、地域住民の高齢化により長期療養患者が増加する中、その健康管理を行う保健師へのニーズはますます高まっています。