地域ボランティア
による支え合いの
仕組みづくりに
関する研究
この研究について動画で詳しく知ろう!
研究をはじめたきっかけ
前職で孤立死や認知症による徘徊で行方不明になるなどの悲劇を目の当たりにしてきました。誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすためには専門職の努力だけでは限界を感じました。この問題を解決するためには、住民ボランティアと専門職が手を携え、地域における支え合いの仕組みを作ることの必要性を感じたことがきっかけです。
研究内容
地域ボランティアにおける支え合いの仕組みづくりの第一歩は、地域住民が困りごとを抱えた人の存在を知り、その困りごとを「他人事」と思わず「我が事」としてとらえる地域づくりを進めることにあります。プライバシーに配慮しながら、困りごとを抱えた人の置かれている生活基盤を整備したり、新しい福祉サービスを開発したり、ボランティア意識の啓発活動を進めたりとサポートネットワークを作るという一連のプロセスを実践の中から評価し、理論化する研究です。
この研究の先に
この研究の成果が活かされれば、安心・安全で住みやすい地域ができるようになると思います。例えば、住民が地域で起こるさまざまな生活問題について専門職と一緒になって考え、行動することによりボランティア意識が高まり、周囲への無関心、無干渉が減り、深刻な状況で発見される孤立死や虐待などの早期発見や予防に結びつけることができるかもしれません。
高校生へメッセージ
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