研究の向こうに未来が見える。

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理学療法学科

研究の向こうに未来が見える。

教授

大鶴 直史(おおつる なおふみ)

最終学歴 総合研究大学院大学
学位 博士(理学)
保有資格 理学療法士
趣味 子どもと遊ぶこと、amazon primeで映画・ドラマ鑑賞
愛読書 脳の中の幽霊、考える脳考えるコンピューター
座右の銘 Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow. The important thing is not to stop questioning.

治療が難しい痛みを
理解し治療するための
脳内情報処理に
関する研究

この研究について動画で詳しく知ろう!

研究をはじめたきっかけ

学生のころの臨床実習で、叫ぶほどの痛みを足に抱えている患者さんと出会いました。痛みのために立つことも歩くこともできないのに、お薬が効かないという状況を目の当たりにし、この「痛み」というものを深く理解したいと思うようになりました。

研究内容

リハビリテーションの対象となる患者さんの多くが痛みを抱えています。その中には、手術の対象でもなく、お薬も効かない痛みを有している方がいます。このような痛みは非常に治療が難しいのが特徴です。そこで、痛みが脳の中でどのように生じているのか、痛みを軽減させる有効な方法は何かに関して研究を行っています。

この研究の先に

まだ実感として貢献できているという感覚はありません。ただ、世界中の研究者が目指している「治らない痛みを克服する」という遠いゴールにおいて、わずかな一歩として加われるよう研究をしています。国内には、痛みを抱えながら生活をしている人が1000万人以上いるとされています。適切な治療法の開発によって、多くの人に役立つことを目指しています。

高校生へメッセージ

リハビリテーション分野には、まだまだ解決できない問題が山積みになっています。このような問題を新しい発想や技術で解決できる人を世界中が待ち望んでいます。理学療法に興味を持って、一緒に悩んで、試して、また悩んでを繰り返す仲間になってくれると嬉しいです。