本学のアスリートサポート研究センターでは、本学科教員が強化指定クラブに所属するトップアスリートに対してメディカルサポートを担当しています。将来、スポーツ領域で活躍する理学療法士を目指す学生は、教員指導の下でメディカルサポートを経験することができます。スポーツリハビリテーションの水準は高く評価されており、スポーツ庁の委託事業である「地域におけるスポーツ医・科学サポート体制構築事業(2023年)」などに複数採択されるなど、今後更なる発展が期待されています。
リハビリテーション学部
Department of Physical Therapy 理学療法学科
本学科は、養成校の中でも国内最大数の教員が在籍しており、次世代の理学療法士を養成するために幅広い専門知識を提供しています。介護予防からスポーツまで、理学療法士に求められる幅広い領域のLab(研究グループ)を配置することで、自身の興味ある領域の理学療法について深く学べる環境が整っています。さらに、医療現場で学ぶ貴重な機会となる臨床実習においても、全国から厳選した実習施設にて充実した実習を行うことができます。
本学のアスリートサポート研究センターでは、本学科教員が強化指定クラブに所属するトップアスリートに対してメディカルサポートを担当しています。将来、スポーツ領域で活躍する理学療法士を目指す学生は、教員指導の下でメディカルサポートを経験することができます。スポーツリハビリテーションの水準は高く評価されており、スポーツ庁の委託事業である「地域におけるスポーツ医・科学サポート体制構築事業(2023年)」などに複数採択されるなど、今後更なる発展が期待されています。
現在の医療は「科学的な根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine: EBM)」の重要性が広く認識されており、専門的な知識・技術だけでなく科学的思考が求められます。研究力の物差しの1つである科学研究費配分額において、本学科は全国トップレベルであり(スポーツ科学、体育、健康科学、およびリハビリテーション科学を含む関連分野)、リハビリテーション分野を牽引する研究者である教員が多数在籍しています。充実した研究環境にて研究活動に取り組むことで、EBMを実践するために不可欠な科学的思考も養うことが可能です。
近年、リハビリテーション分野において、VR(Virtual reality:仮想現実)、AR(Augmented reality:拡張現実)を中心としたデジタル技術、脳を刺激するための工学的シミュレーション技術が注目を集めています。次世代デジタルリハビリテーション研究センターでは、「リハビリテーション」と「工学」・「情報分野」を融合させることで、新たなリハビリテーション技術の創造を目指しています。
学内に設置された「アスリートサポート研究センター」では、理学療法士、医師、アスレティックトレーナーなどの資格を持つ様々な教員がチームを編成し、本学強化指定クラブの選手へのサポート活動および研究活動を行っています。こうした取り組みは、多様な学部学科を有する本学の大きな特色であり、学生はこれらの活動への参加や勉強会・研修会への参加を通じて、アスリートのケガの予防や復帰に向けた医療とスポーツの連携・協働を体験することができます。
脳の血管の病気である脳卒中を発症すると、様々な後遺症により日常生活に介助を要すことも少なくありません。「脳卒中リハビリテーション研究センター」は、新潟リハビリテーション病院の医師・理学療法士と協力し、脳卒中患者に対する有効なリハビリテーションプログラムの開発に取り組むことを目的に開設された新たな研究センターです。脳卒中発症後の後遺症に苦しむ方々の力になれるよう、研究だけでなく多方面からの活動を行っていく予定です。
本学科では、理学療法の各専門領域を学ぶ9つの「Lab(研究グループ)」を設置し、学生は3年次から希望する「Lab」で研究を行います。「Lab」では、複数の教員からきめ細かな指導を受けることができ、各領域に特化した高度な研究を行うことができます。こうした活動は、理学療法士養成校の中で日本一の教員数を誇る本学だからこそ可能な取り組みです。今後も本学科では、「Lab」活動を通じて、高度な知識と技術を有した理学療法士の育成に尽力していきます。
本学科では、国際的に活躍できる理学療法士の育成を積極的に推進しています。本学科の海外研修では、提携大学の講義や実習に実際に参加して専門的知識を学ぶことができるうえ、英語コミュニケーションを上達させることができ、さらに、研修先の学生との交流も深めることができます。海外の異文化にも触れながら、短期間で得られる様々な経験によって、その後の学生生活や目標に大きな変化をもたらすことが魅力的です。
2016年4月より入学定員を80名から120名へ増員し、日本最大規模の理学療法士養成校として新たなスタートを切りました。実習設備の増設や理学療法士が活躍するあらゆる領域の専門教員を多数配置することで、学生一人ひとりの将来像に合わせた、より実践的な教育を提供することができます。さらに、今後ますます社会的なニーズが高まる“介護予防分野”や“スポーツ障害分野”の第一線で活躍する教師陣を配置し、時代が求める次世代の理学療法士の育成を行っています。
開学から毎年、本学は全国の合格率を上回る高い合格率を維持しています。その理由として、3年次から2年後の国家試験に向けて、ゼミ活動を通じて取り組みを行っています。そして、4年次では国家試験対策の特別講義と学内・全国模試を隔週で実施しています。さらに、学科の担当教員が学生個人の能力に合わせて、模試結果の分析や苦手分野の克服に向けて、国家試験の直前まで毎日親身になって個別指導を実施しています。
大学院には修士課程(2年間)、さらに博士後期課程(3年間)があります。大学院では研究方法を学び、研究課題を見つけて研究論文を完成します。
研究は、学部での卒業論文の継続や臨床現場で抱いたテーマについて指導教員の下で実験・調査を進めます。理学療法学分野では脳と運動の関係、体の仕組み(解剖や運動力学)、運動器の痛み、地域高齢者の運動機能など多彩なテーマに取り組んでいます。研究の魅力は、自身の見つけたテーマについて自身で調べ、新しいことを知るとてもドキドキする点です。また、修士論文を日本や海外の専門雑誌に掲載できることは大きな喜びになります。多くの学生が大学院に進学して、さらに知見を広げてほしいと願います。