VOL.10 学科特集【医療情報管理学科】
医療情報管理学科で身につける高い専門性と、保健・医療・福祉に関する幅広い知識は、
広くビジネス社会全般からも求められており、保健・医療・福祉分野のみならず、多様なフィールドでの活躍が期待されます。
医療秘書・医療事務のスペシャリストを目指す! 医療情報のスペシャリストを目指す!
■メディカルクラーク ■医療情報技師
TOPICS①「メディカルクラーク」「診療情報管理士」に高まる期待!
2007年に国が「医師や看護師の業務の一部を医療事務職員へ分担する」ことを通知したほか、2008年には医師・看護師業務を分担する「メディカルクラーク」の普及や、「医療のIT化」の促進などを主な項目とする具体策を打ち出し、本格的な医療政策にも乗り出しています。
また、近年では第三者機関による病院評価、カルテの開示、セカンドオピニオン、医療訴訟など、より質の高い診療情報の作成・管理・活用が求められ、病院経営や病院運営を左右する重要な役割を担う専門職として「診療情報管理士」へのニーズはさらに増加しています。
TOPICS②医療ITの担い手として求められる医療情報のスペシャリスト
電子カルテやオーダリングシステムの導入などIT技術の活用が進み、日本の医療は日々変化を遂げています。また、東日本大震災では多くの病院が被災し医療情報が失われたため、カルテの電子化が急務とされています。
こうした状況の中、国も「医療機関のIT化」を政策として推進しており、「コンピュータースキル」と「医療に関する知識」を併せ持つスペシャリストに高い関心が寄せられています。さらに、大手IT企業が医療システムの開発に乗り出すなど産業としても高い注目を集めています。