医療技術学部/診療放射線学科
児玉 直樹Naoki Kodama
教授
プロフィール
担当科目 | 放射線物理学、放射線物理学演習、医療統計学、生体医工学、公衆衛生学、生化学、臨床薬理学 |
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専門分野 | 医用画像情報学、生体医工学 |
学位・称号/取得機関/取得年 | 博士(工学)/長岡技術科学大学/2004年 |
資格 | 診療放射線技師免許 |
所属団体・学会等 | 日本診療放射線技師会、日本放射線技師教育学会、日本放射線技術学会、日本認知症予防学会、日本認知症学会、日本老年精神医学会、電気学会、電子情報通信学会、日本遠隔医療学会、日本老年社会学会、日本ITヘルスケア学会、日本データベース学会 |
業績等
研究領域 | 人間医工学、放射線科学、老年医学 |
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研究紹介 | 日本では少子高齢化が進み、認知症高齢者の増加が大きな社会問題となっています。認知症は早期に発見することができれば、より積極的に脳リハビリテーションを行なうなど、効果的な治療を行うことができます。そのため、認知症患者の臨床経過やMRI画像、認知機能検査などのデータをコンピュータで解析し、早期発見できる情報を自動的に抽出して医師に提示できれば、医師の診断の手助けになります。さらに患者さんのQOLの向上、患者さんおよびその家族の精神的負担の軽減や満足度の向上にも繋がります。 |
著書 | 1. 児玉直樹、他12名:脳活性化のための早期認知症のアクティビティプログラム,黎明書房,2007 2. 川瀬康裕、児玉直樹:実践脳リハビリ―早期認知症の診断と介入―,真興交易医書出版部,2007 3. 児玉直樹、他6名:現場医療のための病院経営のしくみ,日本医療企画,2008 4. 浦上克哉、川瀬康裕、児玉直樹:認知症予防専門士テキストブック,メディケアプラス,2013 5. 浦上克哉、川瀬康裕、西野憲史、辻正純、児玉直樹:認知症予防専門士テキストブック改訂版,メディケアプラス,2017 |
受賞歴 | 1. 鈴鹿医療科学大学理事長表彰、1999.3 2. 日本放射線技師教育学会論文賞、2009.6 3. 2009年度三井住友海上福祉財団賞(高齢者福祉部門)、2009.11 4. 北米放射線学会(Radiological Society of North America; RSNA2010) Certificate of Merit賞、2010.12 5. 新潟県放射線技師会学術功労表彰(シルバー賞)、2012.5 6. 日本放射線技師教育学会奨励賞、2014.11 |
研究論文 | 1. 高橋真悟、児玉直樹、小杉尚子、竹内裕之.「近赤外光を用いた認知症患者における前頭前野血流量の検討」 電気学会論文誌C、Vol.134 No.1, p.35-40, 2014 2. 児玉直樹、小杉尚子.「遠隔非薬物療法による介護従事者への教育効果」 日本放射線技師教育学会論文誌、Vol.6 No.1, p.33-37, 2014 3. 竹内裕之、児玉直樹.「健康データマイニングの評価(Ⅱ)-6か月間の時系列データに基づく事例-」高崎健康福祉大学紀要、Vol.13, p.1-8, 2014 4. 村井友樹、児玉直樹、川瀬康裕「NIRSを用いた語想起課題遂行時における脳血流量の測定」第5回21世紀科学と人間シンポジウム論文誌、Vol.5, p.26-31, 2014 5. Takeuchi H, Kodama N. "Validity of Association Rules Extracted by healthcare-Data-Mining" 36th Annual International Conference of the IEEE EMBS, p. 4960-4963, 2014 6. 児玉直樹、鹿沼友里「医療従事者による医療事故の現状と課題」 日本放射線技師教育学会論文誌、Vol.7 No.1, p.32-36, 2015 7. 高橋真悟、児玉直樹、小杉尚子、竹内裕之.「カテゴリー流暢性課題と近赤外光を用いた認知症診断の可能性」 電気学会論文誌C、Vol.135 No.4, p.381-386, 2015 8. 高橋真悟、児玉直樹、小杉尚子、竹内裕之.「近赤外光を用いたストループ課題遂行時の脳血液量動態」 電気学会論文誌C、Vol.136 No.1, p.86-91, 2016 9. 高橋真悟、児玉直樹、竹内裕之.「脳血液量計測とカテゴリー流暢性課題併用による認知症患者と健常高齢者の判別分析」日本認知症予防学会誌、Vol.4 No.1, p.10-14, 2016 |
研究業績 | 【研究代表者】 1.軽度認知障害から認知症への進行予測を可能にするコンピュータ支援診断システムの開発、基盤研究C、2014-2017 2.健忘型軽度認知障害からアルツハイマー型認知症への進行予測に関する研究、若手研究B、2011-2013 3.変性性認知症疾患早期発見のためのコンピュータ支援診断システムの開発、若手研究B、2008-2009 【研究分担者】 1.人の知的活動を支援する環境デザインの研究、基盤研究B、2015-2017 2.認知症早期発見を可能とするMRI撮像法と機器保守管理システムの開発、基盤研究C、2015-2017 3.音楽を取り入れた統合失調症の認知リハビリテーションプログラムの開発研究、基盤研究C、2015-2017 4.クラウドコンピューティングによる健康ビッグデータ処理に関する研究、基盤研究C、2014-2016 5.健康データマイニングによる個人の特質クラスタ解析に関する研究、基盤研究C、2011-2013 6.特定健診・保健指導を支援するシステムの開発に関する研究、基盤研究B、2008-2010 |
社会的活動 | 日本診療放射線技師会理事、新潟県診療放射線技師会理事、日本放射線技師教育学会副会長、日本認知症予防学会常任理事、日本X線CT専門技師認定機構理事 |