2019年9月2日(月)、西表離島振興総合センターにおいて、認知症講演会「認知症早期発見と予防」を開催しました。
本イベントは、竹富町福祉支援課および地域包括支援センターが主催して、認知症施策推進事業の一環として開催され、一般市民約40名が参加されました。
離島の住民が認知症を身近な存在として捉え、自らそれを予防していくことができるように支援するため、認知症予防の専門家として本学診療放射線学科の児玉直樹教授より「認知症早期発見と予防」について、講演がなされました。
児玉直樹教授は、認知症とは何かを含めた基本的な内容から、認知症の早期発見と予防がいかに大切であるかについての講演があり、次に、認知症発症のリスクとして生活習慣病が挙げられ、日々の健康管理の大切さを説きました。さらに我が国の認知症施策、認知症基本法などについて話があり、今後は共生と予防がキーワードであることが強調され、患者本人の意向を尊重して家族や仲間と一緒に暮らせることが大切であり、その人らしく生きがいを持ち続ける機会を増やすことも認知症予防に繋がると述べられました。
講演終了後には住民から「ワーキングや運動の効果はどうか」、「離島の認知症医療体制はどうなっているのか」などの質問が出され、非常に有意義な場となりました。