10月7日(日)NUHW WBC CUP 開催報告

2018年10月 9日 10:01 更新

障がい者スポーツ推進チーム

本学で新潟県内初開催となる車いすバスケットボール(3×3)の大会「NUHW WBC CUP(Niigata University of Health and Welfare Wheel chair Basketball Club CUP)」が10月7日(日)に開催されました。


本大会は学生が実行委員長を務め、本学の車いすバスケットボールサークル「NUHW GRIFFINS WBC」を中心に、本学の健康スポーツ学科・義肢装具自立支援学科、本学クラブサークルのアスレチックトレーナー部、空飛ぶ車いすサークル、ダンスサークルRISE、男女バスケットボール部の学生組織と連携し、競技・審判委員会は新潟WBC、新潟県バスケットボール協会審判委員会(車いすの部)のご助力を頂き運営いたしました。


大会は8チームのトーナメント方式で行われ、新潟WBC(障害のある者:5名、内車いすバスケ日本代表U23選手:1名、候補生:2名)、新潟'81(障害のある者:1名、障害のない者:3名)、本学のNUHW GRIFFINS WBCから3チーム(障害のない者:13名)、理学療法学科(障害のない者:5名)、健康スポーツ学科・義肢装具自立支援学科合同チーム(5名)、本学女子バスケットボール部(障害のない者:6名)が参加し、車いすバスケットボールのルールの一つである選手の持ち点制を採用せず、障害の重い者、軽い者、無い者の間に一切のハンデをなくした状況で大会を行いました。障害のある者にとっては不利な条件ではありますが、日頃の練習の成果を発揮し、素晴らしいプレイを見せ、観客から大きな歓声があがりました。※注1)参照


序盤はバスケットボール競技用車いす(バスケ車)の操作に慣れているチームから、不慣れなチームも見受けられましたが、準決勝以降はゴールに近づけない「アクセルオンキャスター」や、ゴールに近づくための「ピックアンドロール」等の技術や戦術が多く見られ、白熱した大会となりました。

【競技結果】

優勝:新潟'81
準優勝:新潟WBC
3位:NUHW GRIFFINS WBC(Aチーム)
(大会参加者:38名、大会スタッフ:62名、観覧者:約90名)

本学特色の一つに障害者スポーツの学習があり、全学科1年次に必ず教養科目スポーツ健康において「車いすバスケットボール」の実習を受けます。今後も障害者スポーツの振興・普及・強化を進めつつ、人材育成に取り組んでいきます。
ご参加、ご声援頂いた皆さま、有難うございました。

※注1) 本大会の表記で「害」の漢字をそのまま使用している理由は、個人に「障害」があるのではなく、社会こそが「障害(障壁)」をつくっており、それを取り除くのは社会の責任であるという考え方、障害の「社会モデル」の理念のもと大会運営を行っています。個人に障害があるという考え方は「個人モデル」という考え方であり、その場合は「害」の字をひらがな標記にする場合があります。

閉会後の全体写真 - コピー.jpg