【診療放射線学科】甲斐千遥助教の研究論文が国際誌に掲載! - 新潟医療福祉大学 研究力

新潟医療福祉大学 研究力

2025.02.12

研究者 甲斐 千遥

【診療放射線学科】甲斐千遥助教の研究論文が国際誌に掲載!

診療放射線学科・甲斐千遥助教の研究論文が国際誌に掲載されました。

◆研究概要
Vision TransformerとConvolutional Neural Networkを組み合わせたAIモデルを用いて、マンモグラフィ画像から乳がんのサブタイプを高精度に推定できることがわかりました。本論文は、国際誌「Breast Cancer Research and Treatment」に採択され、2025年1月23日に公開されました。

◆研究成果のポイント

  1. マンモグラフィ画像から、治療方針の選択において重要な乳がんのサブタイプを分類できることがわかりました。
  2. Vision TransformerとConvolutional Neural Networkを組み合わせることで、高精度な分類ができました。
  3. 本システムを臨床に応用することで、乳がんの早期治療につながり、死亡率減少への貢献が期待されます。

◆研究者のコメント

乳がんのサブタイプは治療方針の選択においてとても重要です。しかし、乳がんのサブタイプの検査は侵襲性を伴うため、非侵襲であり乳がん検診の第一選択であるマンモグラフィ画像から乳がんのサブタイプを分類できないか検討しました。その結果、Vision TransformerとConvolutional Neural Networkを組み合わせたAIモデルを用いて、マンモグラフィ画像から乳がんのサブタイプを高精度に推定できることがわかりました。この結果は、乳がんの早期治療につながり、死亡率減少への貢献が期待されます。

◆原論文情報
Kai C, Tamori H, Ohtsuka T, et al. Classifying the molecular subtype of breast cancer using vision transformer and convolutional neural network features. Breast Cancer Res Treat. Published online January 22, 2025. doi:10.1007/s10549-025-07614-9

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【研究者情報】
医療技術学部 診療放射線学科
助教 甲斐 千遥(かい ちはる)

医用画像から得られる様々な画像特徴量と遺伝子の情報を用いて、病気の早期発見、最適な治療法の提案や予後予測を行う研究をしています。