【理学療法学科】1月27日(土)に2023年度日本理学療法士教員協議会が開催 - 新潟医療福祉大学 研究力

新潟医療福祉大学 研究力

2024.02.19

研究者 大西 秀明

【理学療法学科】1月27日(土)に2023年度日本理学療法士教員協議会が開催

1月27日(土)に、2023年度日本理学療法士教員協議会が開催されました。

この協議会は,大西秀明副学長(リハビリテーション学部長,理学療法学科教授)が理事長を務める全国大学理学療法学教育学会が主催しており、本学科の教員も運営スタッフとして参加しております。年に1回開催される協議会では,全国の大学および専門学校等の教員が参加し、学生教育の水準を向上させるための取り組みや理学療法教育の将来展望などについて活発な議論が行われています。
今回の協議会では、教育講演と基調講演、シンポジウムが企画されました。教育講演1では、山田礼子先生(同志社大学)より「学習成果の可視化と内部質保証」というテーマでご講演を賜り、大学全体の教育成果の可視化の重要性や学生評価の具体例についてお話いただきました。教育講演2では、溝上慎一先生(学校法人桐蔭学園 理事長)より「新しい時代を力強く生きる専門職人材の育成-高大接続・トランジションの観点から-」というテーマでご講演を賜り、学生の主体的な学びの重要性や高大接続に関する今後の示唆についてお話いただきました。
基調講演では,高木涼香先生(文部科学省)より「理学療法学教育における現状と課題」というテーマでご講演を賜り、理学療法士養成学校を取り巻く現状や医学・歯学・看護学のモデル・コア・カリキュラムについてお話いただきました。
シンポジウムでは、立場の異なる4名の先生より「理学療法学教育の質保障と将来展望」というテーマにおいて、それぞれの立場からご講演を賜り、総合討論では、今後の理学療法教育について議論がなされました。
理学療法士を取り巻く環境は、時代とともに変化しています。その変化に対応するためにも、大学での理学療法教育の内容を充実させることは非常に重要です。本学ではこのような協議会の開催や参加を通して、「学生の自ら学ぶ力の向上」や「大学で理学療法学を学ぶ重要性」を常に考え、今後も質の高い理学療法教育を進めていけるよう、学科教員一同で取り組んで参ります。

【2023 年度「日本理学療法士教員協議会」について】
1)日時:2024年1月27日(土) 9:00-15:00

2)開催方法:Zoomウェビナー

3)プログラム
・開会の挨拶:大西秀明先生(全国大学理学療法学教育学会・理事長)

(1)教育講演1(9:00-9:50)
テーマ:学習成果の可視化と内部質保証
講師:山田礼子先生(同志社大学社会学部教育文化学科)
司会:堀本ゆかり先生(国際医療福祉大学)

(2)教育講演2(9:55-11:10)
テーマ:新しい時代を力強く生きる専門職人材の育成-高大接続・トランジションの観点から-
講師:溝上慎一先生(学校法人桐蔭学園 理事長,桐蔭横浜大学 教授)
司会:内山靖先生(名古屋大学)

(3)基調講演(11:15-12:05)
テーマ:理学療法学教育における現状と課題
講師:高木涼香先生(文部科学省 高等教育局 医学教育課 看護教育係・医療技術係)
司会:大西秀明先生(新潟医療福祉大学)

(4)シンポジウム(13:00-15:00)
テーマ:理学療法学教育の質保障と将来展望
司会:日髙正巳先生(兵庫医科大学),白石浩先生(日本理学療法士協会)
講師1:黒澤和生先生(日本理学療法士協会・理事,川口きゅうぽらリハビリテーション病院):4年制大学化の方向性と質保証 -日本理学療法士協会の立場から―
講師2:西田裕介先生(全国リハビリテーション学校協会・理事,国際医療福祉大学):指定規則の現状・課題と教育の質保証
講師3:宮本謙三先生(土佐リハビリテーションカレッジ):4年制専門学校教育の現状と課題,大学教育への移行について
講師4:羽田智大先生(仙台医健・スポーツ専門学校):4年制専門学校教育の現状と課題,将来展望
総合討論
・閉会の挨拶:堀本ゆかり先生(全国大学理学療法学教育学会・副理事長)



>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/
>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/

【研究者情報】
リハビリテーション学部 理学療法学科
教授 大西 秀明(おおにし ひであき)

人がスムーズな動作を遂行するために必要な大脳皮質活動について、神経生理学的手法を利用して研究しています。
例えば、簡単な運動を行った際の大脳皮質の活動や、触覚刺激などを与えられた際の大脳皮質の活動をミリ秒単位で詳細に解析し、大脳のどの部位がどのようなタイミングで活動しているのかを研究しています。また、様々な外的刺激(電気刺激や磁気刺激、触覚刺激など)を与えることにより、大脳皮質の興奮性を変調させ、運動制御や運動学習に応用するための研究をしています。