本学言語聴覚学科は、言語聴覚士の国家資格を取得し、医療・福祉・教育の現場で活躍する優れた専門職を数多く送り出すことを教育の目標としています。
言語聴覚士は「話すこと」や「聞くこと」などのコミュニケーションに障害を持った人や、喉の機能が弱って「食べること」に障害を持った人に対して、その回復をサポートするリハビリテーションの専門家です。ことばの発達の遅れ、失語症、声や発音の障害、自閉症など、さまざまな障害を持つ方を対象としているため、子どもから大人まで幅広い年齢層の人への支援を行います。
また、人口の約4%、約600万人が、ことば、聞こえ、食べる、コミュニケーションに障害があると言われています。しかし言語聴覚士は、平成9年に国家資格となった比較的新しい資格のため、平成21年現在の資格取得者は1万5千人程しかおらず、多くの医療機関が言語聴覚士を必要としています。さらに、成人や老人だけでなく小児の発達障害も対象となるため、病院等医療機関をはじめ、障害児施設や養護学校などにも活躍の場が広がっています。
今回は平成24年2月18日(土)に実施された言語聴覚士国家試験の結果をご報告致します。
■第14回 言語聴覚士国家試験
【本学言語聴覚学科】
現役合格率 76.1%(合格者35名/現役受験者46名)
※定員40名以下の4年制大学の中で全国2位の合格者数
【全国平均】
合格率 62.3%(受験校72校)
資格の合格を目指してきた学生の努力はもちろんですが、昨年度に合格した先輩からの有益なアドバイス、国家試験対策講座の開講、教員の親身な指導など、学科のサポート体制が実り定員40名以下の4年制大学の中で全国2位の合格者数と全国平均を大幅に上回る合格率を達成することができました。
本学では、今後もこうした実績を積み重ね、「資格に強い!就職に強い!言語聴覚学科」「優れた人材を数多く送り出す言語聴覚学科」の良き伝統を作って参りたいと思います。
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