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【社会福祉学科】講演会「世界一税金が高い国の国民がなぜ幸福度世界一なのか」開催報告

2012.05.27 新着情報

 

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 11月24日(木)、本学にて、社会福祉学科主催の講演会が開催され、デンマーク、ユーロ・ジャパン・コミュニケーション社社長の小島ブンゴード孝子氏に、「世界一税金が高い国の国民がなぜ幸福度世界一なのか」についてご講演をいただきました。社会福祉学科をはじめ多くの教職員、在学生が参加し、大変興味深いお話を聞かせていただきました。

福祉先進国デンマークは、「世界一幸福度の高い国」として今注目を集めている国であり、小島ブンゴード孝子氏は、38年にわたるデンマーク生活の経験を活かし、福祉先進国デンマークの背後にある人々の生き方・働き方・老い方などの目に見えにくい部分を、日本各地での講演活動やデンマークでの研修を通して日本に発信し続けておられます。

デンマークは面積や人口などの点では小さな国ですが、国民一人当たりの国内総生産世界第6位、幸福度世界一などと、パワー溢れる国であり、その背後には、歴史的にデンマークには「国にとって最も大切なのは、人」という人的資源を大切にする国民性・価値観があることを小島氏は強調されていました。その土壌の中で、公共サービスが整備され、その財源を生み出すために国民はソリダリティ(連帯)の精神で高額の税金(所得税、約50%)を支払うのだということが説明されました。また、労働環境の整備、子どものいる家族の支援システム、若者の教育、生き生きと活動するシニアたち、福祉医療システム等について幅広くお話いただきました。

また、講演会終了後、小島氏を囲んで「教育としての国際交流―文化・価値観の視点から―」というテーマで座談会が開催され、小島氏は、人と交流することを通して自分を知り自分を表現することの意義を強調されました。在学生から講演の内容についての質問も活発に出され、積極的なディスカッションが展開されました。

参加した在学生からは、「普段考えることのないことを考えるきっかけになった」「福祉について日本だけでなく、他の国と比べて考えることで自分の視野が広まり、理解も深められると感じた」などと、今後の福祉の学習に対する良い動機づけになったことが窺えました。
今後2月には小島氏に企画をいただき、デンマークへの海外研修が実施される予定です。

社会福祉学科は、今後も社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士をはじめとし、現代社会が抱える多様な福祉課題を解決できるソーシャルワーク専門職の育成に尽力して参ります。

>>社会福祉学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/welfare/sw/index.html

>>デンマーク、ユーロ・ジャパン・コミュニケーション社の詳細はこちら
http://www.eurojapancom.jp/jp/index.html

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