北上守俊助教(作業療法学科)の研究論文が『Asian Journal of Occupational Therapy』に掲載されました!
〔研究成果〕
脳卒中などに起因する高次脳機能障害者の就労支援の職務を促進する要因を明らかにしました.
〔研究内容の概要〕
高次脳機能障害者の就労の促進要因として,これまでに当事者ご本人の要因だけではなく,支援者側の技能や支援頻度など人材育成や支援体制も影響を与えることが国外の知見で明らかとなっています.そこで今回,本邦における高次脳機能障害者の就労支援の職務の促進要因に関する調査を行いました.その結果,本研究では支援者側の就労支援に関する「知識量」や「越境学習(所属組織の枠を越え就労支援に関する内容について学習すること)」が就労支援の職務を促進させることを明らかにしました.
〔北上助教からのコメント〕
本研究の結果が高次脳機能障害者の就労支援に関する人材育成や支援体制構築の一助となり,より効果的な就労支援が当事者へ提供できることに繋がると考えます.
〔原著論文情報〕
Moritoshi Kitakami, Jun Yaeda: Factors Affecting the Performance of Employment Support for People with Higher Brain Dysfunction: Analyzing Conditions at Medical Institutions and Employment Support Organizations in Japan. Asian Journal of Occupational Therapy 18(1): 157-164, 2022.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/asiajot/18/1/18_157/_article/-char/ja/
(J-STAGEよりダウンロード可能です)
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