インターネット等の普及に伴い、覚せい剤、大麻などの錠剤型合成麻薬や違法ドラッグなどの薬物が手軽に入手できるようになったことから、首都圏などを中心に大学生を含む若年層の薬物汚染が近年相次ぎ報道され社会問題となっております。
このような時代背景から、これからの社会を担っていく若者を中心に薬物の恐ろしさや正しい知識を啓発していくため、本学では新潟市保健所様の主催により主に１年生を対象に下記のとおり薬物依存体験者による講演会を実施いたしました。

■テーマ:「薬物依存症の回復と成長」
■講師：十枝　晃太郎 氏
■プロフィール：
青年期の薬物依存症による精神病院への入院を経て、依存症から回復される。2004年10月「日本ダルクトゥデイ・ハウス」を開設し、以降、施設長として依存者や家族から寄せられる相談や、学校、福祉施設や刑務所で行う講演活動を通じて、薬物依存を理解し、回復するためのメッセージを発信している。

当日は約900名の学生が参加し、生々しい体験談に聞き入りました。学生の感想には「一度やってしまったら二度と立ち直れないことがわかった」「体験談を聞いて、自分は絶対に手を出さないと誓った」などがあり、改めて薬物依存の恐ろしさを実感していました。

本学では今後も学生一人ひとりと向き合う、きめ細やかなサポートに尽力して参ります。