平成21年に理学療法学科を中心に始まったフィリピン共和国の医療福祉分野の大学との国際交流は、アンヘレス大学(AUF)との大学間学術交流協定の締結をはじめ、さまざまな活動を積極的に行なっております。
第3回目となる今回の研修は、AUFとの協定締結後の初めての研修となり、参加する学生・教員とも、複数の学科に拡大しての研修となりました。
理学療法学科、作業療法学科、看護学科の学生・教員を中心として行われた本研修は、フィリピンの大学生との交流と地域の障害者支援の取組みに関する研修を受け、今後の学業計画として国際交流・協力への関心を保ち続け、英語でのコミュニケーション能力の更なる向上に向けて臨床・研究の中で自己研鑚することを目的としております。
AUFではフィリピンと日本の理学療法教育に関するセミナーで教員・学生がプレゼンテーションをし、その後AUFの理学療法学生協会(PTSS)主催の懇親会への参加とAUFメディカルセンターの見学をさせていただきました。またAUFの学生の自宅へのホームステイを通じて異文化に触れるとともに更なる英語力の向上を図りながらAUFの学生との交流を深めました。
その他、サントトーマス大学(University of Santo Tomas, UST)ではキャンパスを見学し、国立小児医療センター(Philippine Children Medical Center, PCMC)ではフィリピンの理学療法士の治療を見学しました。
また、障害者の自立支援施設(Tahanang Walang Hagdanan, Inc,, TWH)を訪問し、障害のある子どもたちの治療を手伝わせていただきました。さらに、地域の障害者支援の取組みの学習として、TWHに通う地域に住む障害のある人たちの家を訪問させていただき、貧しさと障害の両方を抱える方たちへの支援について学びました。自由時間には、学生だけで買物や食事に行き、コミュニケーション能力と行動力を高める良い機会になったようです。
参加学生からは、「英語でのコミュニケーション能力を向上させることができた、今後も常に自己研鑽していきたい。」「日本とは違う文化に触れられて勉強になった、今後の勉強に活かしていきたい。」などの声が聞かれ研修の充実ぶり窺えました。
今後はAUFの学生の新潟訪問や、USTの教員を招いての大学間協定の締結、平成23年度のフィリピン研修も予定しており、今後も国際交流を積極的に推進していく予定です。
<写真上から>
・AUFでのセミナーにて
・AUFの学生との交流会にて
・PCMCにてお世話になったスタッフの方々と
・UST教員の方々と
・TWHに通う地域方のお宅にて
>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/index.html
>>作業療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/ot/index.html
>>看護学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/nr/index.html