8月20日(金)、本学にて「平成22年度 ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」が開催されました。
これは、学研究費補助金(以下、科研費)を管轄する日本学術振興会の採択を受けて実施されるもので、各大学が科研費で行っている様々な研究について、その成果を小学生高学年から高校生を対象に、分かりやすく伝えることで、科学の面白さを感じてもらうことを目的に行われています。
「ヒトの運動が“いい感じ”にできるとき、それがうまくいかなくなったとき」をテーマに開催された今回の企画には、高校生約30名が参加してくださいました。
当日は、理学療法学科の久保 雅義教授による「ヒトがまっすぐに立つ、歩くという何げない動作の背景にある精巧なメカニズム」に関する講義や、作業療法学科の桐本 光講師による「運動反応時間測定装置の作成と測定実験」などが行われました。
その後、理学療法学科長の大西 秀明教授、同学科の松本 香好美講師、古沢アドリアネ明美助手、菅原 和広助手による近赤外線分光装置を使った運動時の脳活動計測についてのデモンストレーションや、本企画の代表者である作業療法学科長の大山 峰生教授による「運動器の障害とリハビリテーション」に関する講義が行われました。
さらに昼食時には、「体験型栄養学講習」と題して、健康栄養学科長の斎藤 トシ子教授、同学科の小林 奈穂助教と本学3年生により、喫食付きの栄養指導も行われました。栄養指導では、参加者の皆さんに、毎日使っているお弁当箱を本学に持参していただき、用意された料理を好きなように詰めてもらいました。その後、激しい運動を行う若者に必要な食事の量とバランスに関する講義を受け、再度、適切な中身に詰め直し喫食するというユニークなプログラムを実施しました。
当日は、7時間近いプログラムであったにもかかわらず、参加者たちの集中力は最後まで途切れることなく、参加後のアンケートでも「また参加したい」「研究職に興味を持った」「進学意欲が高まった」などの感想が寄せられました。
最後に、本企画に参加してくださった方の多くが本学を将来の学び舎に選んでくださることを期待します。ご参加いただき、どうも有り難うございました。