9月18(金)~9月20日(日)、新潟市の朱鷺メッセを会場に「第64回日本体力医学会大会」が開催されました。
この学会は「体力並びにスポーツ医科学に関する研究の進歩、発展を促す」ことを目的とし、高齢者の健康増進やメタボリック・シンドロームの予防対策などの身近なテーマから、分子レベルの筋細胞発生のメカニズムまで、非常に幅広いテーマを扱っています。また、毎年国体の開催地が学会会場となるのが慣例で、本年度は「トキめき新潟国体・トキめき新潟大会」の開催地である新潟県が会場となりました。
当日は、全国各地から医師、スポーツ医科学系研究者、リハビリテーション関係者らが集い、大会史上最高の約1,700名の参加者数が記録されました。中でも、高齢者の健康増進のための地域活動において全国的に有名な見附市および燕市の各市長や、この領域の第一線で活躍する研究者らによるシンポジウム「体力科学のエビデンスを取り入れた21世紀健康政策の方向性」では、立ち見ですら会場に入りきれないほどの盛況で、これから加速する高齢化社会を健やかなものにするための有意義なディスカッションが展開されました。
本学教員からは大会事務局長の川中先生(健康栄養学科)を筆頭に、丸山先生・瀧澤先生(健康スポーツ学科)、粟生田先生(理学療法学科)、保苅先生(健康栄養学科)、桐本先生(作業療法学科)らが昨年の9月から実行委員として準備にあたり、当日の大会運営でも中心的な役割を果たしました。また、各教員のゼミに所属する学生も当日の運営アルバイト・スタッフとして多数参加し、各会場の照明・音響係、クローク係、交通誘導係など様々な業務に従事しました。
学生らは参加するにあたり、「働きながら学会の発表を聞くことができる素晴らしい機会」と考える学術志向の学生や、「割のいい臨時収入源」と捉える現実志向の学生まで人それぞれでしたが、全員が強い責任感のもとに役割を全うし、その働きぶりには大会運営関係者からも高い評価を頂くことができました。
また、「新潟の人のホスピタリティは素晴らしい。特に学生の応対が清々しい。」「ここ10年で最も印象に残る学会だ」など、県外の参加者からも多くの称賛を頂くことができました。学会というもの自体が初体験の学生らは、このような讃辞に「ほんとうですか?」「私たちが誉められているんですか?」と戸惑いつつもとても満足した表情でした。
また学会についての印象を問われると、「ほとんど何を言っているのかわからなかった」「接する方はみなえらい人だと思い、終始緊張した」といった学生もいれば、「自分も近い将来このような場で研究成果を発表したい」と意欲を燃やす学生まで、さまざまな感想を持ったようでした。
今回の学会運営に参加した学生の中から、これを機に“研究”というものに魅力を持ち、将来は体力医学会をリードする研究者へと育つ学生が現れることを期待しています。
<写真上から>
・サブスライドを操作する本学学生
・照明係を担当した本学学生
・優秀演題表彰式の様子
・会場入口にて記念撮影
【第64回日本体力医学会大会については、以下のサイトでも掲載されています】
>>理学療法学科オリジナルサイト
http://www.nuhw-pt.jp/topics/575.html
>>作業療法学科ブログ「サクサク放送局」
http://nuhw.blog-niigata.net/ot/2009/10/index.html#entry-34972927
【各学科の詳細はこちら】
>>理学療法学科
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/pt/
>>作業療法学科
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/ot/
>>健康栄養学科
http://www.nuhw.ac.jp/dept/health/hn/
>>健康スポーツ学科
http://www.nuhw.ac.jp/dept/health/hs/