車いすツインバスケットボールは、車いすバスケットボールで使用する通常のゴール(3.05m)のほかに、床面に1.2mの高さのゴールを設置し、そのどちらかにシュートをして得点を競うものです(写真参照)。そのため、頸髄損傷などで上肢に重度機能障害を持たれている方でも参加できるスポーツです。
参加した学生の多くは、車いすツインバスケットボールを初めて観戦するということでしたが、競技の最中には選手が転倒する場面もあり、予想を上回るスピードとパワーに学生たちは驚いていました。また選手の生き生きとした表情、そしてチームスタッフや家族の協力に感動していました。
大会を終え、参加した学生からは「ボランティアとして参加できてとても楽しかった。」「頸髄損傷の方でもこんなに激しいスポーツができることに驚いた。」「自分も一緒に車いすツインバスケットボールをやってみたいと思った。」などの声が寄せられ、有意義な時間を過ごすことができたようです。
障害をもたれた方でもルールを工夫することでスポーツを楽しむことができます。また、健常者が障害者の方と一緒に楽しむこともできます。今回のボランティア活動では、「健常者がいかに障害者に近づくことができるか」ということをあらためて考えさせられる貴重な経験でした。
新潟医療福祉大学では、今後も様々なイベント活動を通じ、教員・学生が継続的、主体的に地域活動に貢献していきたいと思います。