服部病院(兵庫県)、神戸大学医学部附属病院、井上達朗講師(理学療法学科、運動生理Lab、運動機能医科学研究所)の共同研究の成果が国際誌『European Geriatric Medicine』に掲載されました。
サルコペニア(加齢に伴い骨格筋が萎縮し、筋力低下または身体機能の低下を伴う状況)となることで入院中に医療費が増加する可能性を示した研究です。
[研究内容の概要]
サルコペニアは様々な負の健康アウトカムに影響を与えることが分かっていますが、医療経済的指標に焦点を当てた研究は多くありません。
我々は日本独自の医療システムである回復期リハビリテーション病棟におけるサルコペニアが入院中の医療費に与える影響を検討しました。その結果、サルコペニアが入院中の医療費を増加させる要因であることを明らかにしました。
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https://www.nuhw-pt.jp/2021/08/-20210804.html
[井上講師からのコメント]
サルコペニアは医療費増加に影響を与える重要な骨格筋疾患です。入院中のサルコペニアへの介入は医療経済的視点からも必要不可欠だと考えます。
[原著論文情報]
Yagi T, Inoue T, Ogawac M, Shimada, Heguri Y, Okada R, Iwata S, Kishimoto M. Sarcopenia affects activities of daily living recovery and hospitalization costs in older adults in convalescent rehabilitation wards. Eur Geriatr Med. in press.
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