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この度、新潟医療福祉大学(以下、本学)臨床技術学科4年生の金村真帆さんが第7回 「こころにジーンとくる!いのちのエンジニアのはなし」に、臨床工学技士との出会いを綴ったエピソードを投稿し、今年5月の第31回公益社団法人日本臨床工学会にて、「優秀賞」を受賞いたしました。
受賞題目は、「憧れを現実に」です。
臨床工学技士と係わった一般の方をはじめ、医療関係や学校関係で勤務をされている臨床工学技士の方、また臨床工学技士を目指す学生さんから、感動エピソードが広く募集されました。
■金村さんのエピソード
「私が臨床工学技士を目指そうと決めたのは高校3年生の時、現在通っている大学に見学に行ったことがきっかけでした。それまでは他の職種を目指していましたが、偶然立ち寄った臨床工学のブースで心臓の手術の映像と人工心肺装置を初めて見たときに、私は将来、この仕事がしたいと強く感じました。たった一瞬で自分の将来ヘの考えが変わったことに自分でも驚いたことを覚えています。今まで見たことのなかった医療機器が臓器の代わりとなって働くことで患者さんの命をつないでいるということ、そしてその機器を操作する臨床工学技士の方の姿に驚きと感動を覚えたからです。
その後、仕事内容について調べてみると医療機器の保守管理、手術業務、血液浄化業務など多くの業務に関わっており、医師の指示のもとという条件はあるものの、命に直接関わる、とても責任が大きい仕事であると知りました。また患者さんと関わる機会も多くコミュニケーション能力など知識や技術以外の能力も必要不可欠であると感じました。そのことから私は患者さんとのコミュニケーションを大切にし、チーム医療の一員として他職種の方から信頼してもらえるような臨床工学技士となることを目標としています。
私は現在、大学で国家資格取得を目指して学んでいます。実習では人工呼吸器、人工心肺装置など多くの機器の操作をさせていただきました。最初は機器にのみ意識が集中していましたが、その時に先生方が患者さんの状態やなぜその操作をするのか考えるきっかけをくださったことで、機器を操作するときはもちろん、保守点検をする際にも機器の先には常に患者さんがいるという意識を持つことができました。将来、臨床工学技士として働く際にもこの考えは決してなくしてはいけないと感じています。医療現場で働き始めても向上心を忘れず学び続け、患者さんに寄り添うことのできる臨床工学技士を目指し頑張っていきたいです。」
[金村さんのコメント]
この度は優秀賞をいただくことができとても嬉しく思っています。今回、自分の気持ちを綴ることによって大学で学んだことや将来のことについて、改めて考える機会となりました。私は国家試験に合格すれば、1年後には臨床工学技士として社会に出ることになりますが、この気持ちを持ち続けていきたいと思います。今回、このような機会を与えてくださった関係者の皆様には深く感謝しております。
つきましては、広く県民の方々にご周知いただきたく、ご取材・報道くださいますようお願い申し上げます。
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