この度、新潟医療福祉大学は鯖江市との間における包括連携に関する協定を締結する運びとなり、3月24日(水)本学内にて協定締結式をオンラインにて実施致しました。
本協定締結式には、本学から西澤 正豊 学長、丸田 秋男 副学長をはじめ、健康スポーツ学科 西原 康行 学科長/社会連携推進部長、視機能科学科 前田 史篤 学科長、視機能科学科 石井 雅子 教授、鯖江市出身の健康スポーツ学科3年 堀井 遥樹 さん(陸上競技部所属)、健康スポーツ学科1年 蓑輪 夢未 さん(同所属)らが出席しました。
【連携協定の目的】
お互いが所有する専門性や知的、人的、物的資源の提供を通じて、保健、医療、福祉、スポーツ、産業などの分野で相互に協力し、地域社会への貢献や人材育成、産業振興に寄与することを目的としています。
【鯖江市との連携事項について】
・鯖江市の地域福祉やスポーツ分野の発展に向けて、本学が有する専門的見地からの支援やアスリートとの健康づくり・スポーツ交流
・鯖江市の保育及び教育現場での講習や保育・幼児教育系の進路を目指す学生に対する講義の実施、および鯖江市での学生のインターンシップ受入れ活動支援
・鯖江市高年大学等での健康や福祉をテーマとした生涯学習講座の開催や、鯖江市主催イベント等での共同出展による啓発活動
・社会福祉および視機能に関する分野等において、鯖江市のものづくり産業の技術を生かした新産業創出の模索
・幼児期の子どもの目に対する意識を高めてもらう取り組みをはじめ、世界的に問題視されている「近視」予防の実証など目を守るための継続した事業の推進
鯖江市は2015年度から3歳児健診において、眼の屈折検査を導入し、弱視等の早期発見に取り組んでいます。2019年度からは、日本海側唯一の視能訓練士養成大学である本学の石井雅子教授(視機能科学科)と連携し、「眼育(めいく)さばえプロジェクト」として幼児期の子どもたちの視力検査体制の強化や眼の健康づくりを推進してまいりました。
また、2019年12月には、国連永久大使のアルワンルル・K・チャウドリー氏が本学視機能科学科学生らの鯖江市での「眼育」活動を視察され、国際的にも子どもの視力低下やスマートフォンの眼への影響は問題化していることから、この眼育活動について理解を深めていただきました。
そしてこの度、「眼育さばえプロジェクト」での取り組みがひとつのきっかけとなり、鯖江市との間における包括連携に関する協定を締結する運びとなりました。今後は鯖江市と包括的な連携のもと、相互が交流・連携、そして協議を交えながら本事業を進めてまいります。
>>眼育さばえプロジェクトについて
https://www.city.sabae.fukui.jp/about_city/shinoseisaku/citypromotion/meikusabae.html
>>鯖江市内での講習会の様子はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/topics/public/detail/insertNumber/3252/