井上達朗講師(理学療法学科、運動生理Lab、運動機能医科学研究所)の研究論文が国際誌『Nutrients』に採択されました!
近年のリハビリテーションにおいては栄養も重要な情報となっています。今回、高齢者に多い大腿骨の骨折の後の栄養状態についてのレビューを行いました。
【研究の概要】
本レビューでは、高齢者に多い大腿骨近位部骨折の低栄養・サルコペニア・フレイルに着目し、これまで行われてきた研究を総括した上で、アウトカムを改善させるために必要な「新たな介入戦略」について解説しました。
この論文はフリーでダウンロードできますので、興味のある方はぜひご一読ください。
>>ダウンロードURLはこちら
https://www.mdpi.com/2072-6643/12/12/3743
【井上講師からのコメント】
本論文は大腿骨近位部骨折の栄養問題に着目し、今までの臨床と研究を振り返って解説した研究論文となっています。
【研究のポイント】
・大腿骨近位部骨折患者の栄養問題は見過ごされている
・大腿骨近位部骨折患者の栄養問題にはリハビリテーションと栄養管理の併用が必要
・低栄養・サルコペニア・フレイルの的確な評価・診断と治療が必要
【原著論文情報】
Inoue T, Maeda K, Nagano A, Shimizu A, Ueshima J, Murotani K, Sato K, Tsubaki A. Undernutrition, Sarcopenia, and Frailty in Fragility Hip Fracture: Advanced Strategies for Improving Clinical Outcomes. Nutrients. 2020 Dec 4;12(12):E3743. doi: 10.3390/nu12123743. PMID: 33291800.
>>理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/pt/
>>理学療法学科オリジナルサイトはこちら
http://www.nuhw-pt.jp/
>>SHAINプロジェクトの詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/shain/