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【診療放射線学科】大学院生の研究論文が国際誌「frontiers in Behavioral Neuroscience」に掲載!

2025.01.15 研究情報

大石美鈴さん(大学院生)の研究論文が国際誌「frontiers in Behavioral Neuroscience」に掲載!

【研究要旨】
不安は人間の生存に必要な感情ですが、過剰な不安が持続すると臨床的に問題となります。過剰な不安は日常生活に影響を与えるため早期の発見と介入が必要です。このことから正常範囲とみなされる軽度な不安に対する理解が求められています。そこで、本研究では健常者の不安の程度の違いにおける脳の機能的結合の違いを調べました。本研究は、2024年12月10日に「frontiers in Behavioral Neuroscience」で公開されました。

 

【研究者からのコメント】

不安に関する脳活動について、これまでは主に精神疾患と診断された方を対象に研究が進められてきました。一方で健常者を対象とした研究は少なく、健常範囲の不安と脳活動の関係は十分には分かっていません。そこで本研究では脳の機能的結合を調べる安静時機能的MRIを用いて健常範囲で強い不安を抱える人の脳活動の変化をネットワークレベルで評価しました。健常範囲でも不安が強い人は認知制御を担う顕著性ネットワーク内の結合が低下することが分かりました。本研究により脳の機能的結合を調べることが精神疾患の早期発見や早期介入に繋がると示唆されました。

 

【本研究成果のポイント】
1.安静時機能的MRIを用いて健常範囲で強い不安を抱える人の脳の機能的結合を調べました。
2. 安静時機能的MRIにより脳の機能的結合を調べることが安静時機能的MRI精神疾患の早期発見や早期介入に繋がると示唆されました。

 

【原論文情報】
Oishi M, Sakurai N, Kawasaki Y, Sasaki K, Kasai S, Kodama N. Investigation of functional connectivity differences based on anxiety tendencies. Front Behav Neurosci. 2024 ;18:1498612. doi: 10.3389/fnbeh.2024.1498612.

 

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