この度、新潟医療福祉大学視機能科学科の多々良 俊哉 助教の研究論文が、日本神経眼科学会学術賞を受賞しました!
【論文名】
Development of a New Eye Movement Measurement Device Using Eye-Tracking Analysis Technology
【著者】
Shunya Tatara, Haruo Toda, Fumiatsu Maeda and Tomoya Handa
【受賞名】
第36回日本神経眼科学会学術賞 (欧文誌部門)
【研究概要】
従来の眼球運動計測は電極や増幅器、ポリグラフシステムなどを連動させる必要があり煩雑でした。本研究では視線解析技術を用いて眼球運動の計測が可能な装置を開発し、健常成人の測定を行いました。刺激と視線の波形の一致率から眼球運動の正確性を評価した結果、健常成人の中にも眼球運動が得意な人と不得手な人がいることが明らかとなりました。
【受賞した多々良先生からのコメント】
大変名誉ある賞を受賞できうれしく思います。本研究では開発した機器を用いて健常者間のわずかな眼球運動特性の違いを明らかとすることができました。また、昨年度には新潟アルビレックスBBラビッツに所属する女子プロバスケットボール選手の眼球運動の特性を明らかにしました。今後もスポーツ選手や小児の眼球運動計測に活かしていきたいと考えています。
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