記事提供:医療情報管理学科 石上和男 先生
お年寄りなどが気軽に集まることが出来る地域の居場所について研究してきた学生たちが胎内市で報告会を開き、参加した地域の人たちと意見を交わしました。
この報告会はお年寄りや子どもなどが気軽に集まって会話を楽しんだり、相談したりすることが出来る「集いの場」について1年近く研究を進めてきた新潟医療福祉大学の学生が胎内市で開き、地域住民や福祉関係者などおよそ40人が出席しました。
31日は5人の学生が発表し、この中で「集いの場」の利用者など181人に行ったアンケート調査の結果が示され、「男性の利用者が少なかった」とした上で、「男性は人との関わりを求めて参加する人の割合が高い」と報告しました。
その上で、より広く利用してもらうためには子どもたちとの交流やバザーなど多くの人と交流できる機会を増やし、集いの場の魅力を高めることが大切だと指摘しました。
参加した地域の人たちからは「高齢化で『集いの場』を利用する人が減っているので、地域のほかの組織との連携を深めたほうがよいのではないか」とか、「その場での役割を与えられると男性も参加しやすくなる」といった意見が出ていました。
また、福祉施設の職員は「通所型のサービスも行っているので、男性により多くサービスを利用してもらう方法に応用するなど施設の運営にも生かしていきたい」と話していました。
NHK新潟放送局の県内ニュースにも取り上げられました。記事は【こちら】からご覧になれます。
胎内市社会福祉協議会HPでもご紹介頂きました。
記事提供:医療情報管理学科 石上和男 先生