前半は発声(音声)について、後半は発音(構音)についてのお話でした。
「発声や発音とは何なのか?」の解剖・生理・音響学的なこと、加齢や声の乱用によって様々な変化が起こること、「代表的な疾患」として声帯ポリープ・声帯結節・舌がんのこと、そして「今からできる発声や発音のトレーニング方法や予防法」などについて、時には動画などを使って分かりやすく説明されました。
特に声の基になる声帯は、加齢に伴って細胞が減少することや筋肉が細くなってしまうこと、そのために声のハリなどが失われること、また発音に重要な働きをする舌も、加齢に伴い弱くなってしまうことなどについて詳しく話されていました。
そして、「若々しい話しことばの保ち方」としてチューブ発声法や舌運動訓練など実際に演習を通して紹介していただきました。
大きく頷いたり、時には笑いが起こったりしながら、受講者の皆さんは熱心に耳を傾けていました。
講義中でも、活発に質問が出るなど「声」への関心の高さが窺われました。
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