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看護学科内 臨地実習指導関連FDを実施いたしました。

2008.03.27
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看護学科では、2月28日(木)10:00~12:00、第4研究実習棟K301教室にて、臨地実習指導関連FDを行いました。

看護学科も開設2年目を迎え、平成20年度には専門領域別の臨地実習がスタートします。その専門領域別臨地実習を前に、今回、臨地実習指導関連FDの第1回目として、長野県看護大学より唐澤由美子先生をお迎えし、「看護教員に必要な実習指導力とは何か」をテーマにFDを実施し、看護学科の教員29名が参加しました。

今回のFDにあたり、“効果的に臨地実習指導を行うための教員の能力とは何か”というテーマはもとより、開設間もない当学科において“臨地実習指導力向上に向け、個人・専門領域・学科全体(FD)においてどのような取り組みが必要か”ということも考えるべく、唐澤先生の研究や実際のFD経験をふまえた講演をお願いしました。

またFD実施に向け、看護学科教員に事前調査を実施しました。調査は、臨床や教員経験、臨地実習指導上困ったこと、困ったときのサポートについて、不安に感じていることなどを内容とし、唐澤先生には、この結果を踏まえた上でご講演をいただきました。唐澤先生のご研究から、実習施設の不足、施設の分散・遠隔地化や、実習施設の確保や関係づくりに関する問題、そして、新任教員の実習指導に関する基礎知識の不足といった実習指導上の問題が提示されました。また、臨地実習指導を実質的に行っている助手に対する実習指導への上司の関わり方として、「助手任せ」になっていると感じている助手の意識や、上司からの指導が充分でないと感じている現状が示されました。これらのことから、教員個々にあったFDの必要性、臨床での学びを強化する必要性なども提示され、当学科におけるこれからのFDのあり方、あるいは実習指導を直接的に担う個々の教員への関わりを考えるよい機会となりました。

また、今回は講演の中に参加者によるグループディスカッションを取り入れていただきました。参加教員が5つのグループに分かれ、実習指導場面を示した事例を用いてディスカッションを実施しました。ディスカッションでは、事例に登場する学生Aの反応をどう思うか、指導教員としてどう学生Aに関わるか、今後の対応策は何か、についてそれぞれ経験や領域の異なる教員間において活発な意見交換がなされました。

講師の研究結果や参加者によるディスカッションから、教員の実習指導能力をいかに高めていくか、多くの示唆が得られるFDでした。

看護学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/health/ns/index.html

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