「アナトミーマラソン」とは専門分野の勉強の基礎となる解剖学の知識と理解を深めようと、義肢装具自立支援学科の学生が自発的に集まり、これに学科教員(阿部薫准教授と月城慶一准教授)が協力して行なわれてきた解剖学の自主勉強セミナーのことです。
内容は解剖学の中から、筋骨格神経系を中心として、その形態と名称を覚えることから始まりました。難解な専門用語を日本語と英語で徹底的に覚えるために、毎週小テストを実施し、その結果をポイントとして蓄積していきます。また、獲得したポイントはラリー表に記入し、一本のラインをつなげて行きます。学生は、まさにマラソンのように長い道のりを一歩ずつ前進していくことから、「アナトミーマラソン」というセミナー名になりました。
春から行われてきた「アナトミーマラソン」もいよいよ最終回となり、これまで数千におよぶ専門用語とスケッチ描写を粘り強く行った学生たちは、全身の筋骨格系の細部と体表解剖学の詳細をすべてマスターすることができました。参加学生全てに心からの賞賛と拍手を送りたいと思います。
今回の表彰式は後期のアナトミーマラソン上位10名を顕彰するもので、江原義弘学科長より表彰状と副賞として図書カードが贈られました。なお表彰状はしばらくの間、第5研究棟の1階に展示していますので、大学にお越しの際はぜひご覧下さい。
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