車いす姿勢保持協会は、義肢装具製作会社22社、重度障害児/者のためにカスタムメイドの姿勢保持装置を製作している工房42社、車いすメーカー32社、流通会社11社から構成され、車いす・シーティング技能者講習会を積極的に開催されています。
光野先生は多くの分野で経験豊富な工業デザイナーであり、今から30年以上も前に、ふとした出会いをきっかけに会社を立ち上げ、その後10年間で1000個以上もの姿勢保持装置を個々人の身体状況と環境に合わせて製作されてきました。その後、福祉機器開発会社やスェーデン製車いす輸入会社を立ち上げ、著書が6冊、そしてさまざまな政策、施設や製品開発のプロジェクトに関わってこられました。
こうした素晴らしいご経験をもとにした講演によって、義肢装具自立支援学科の新入生と教員、そしてご多忙の中ご参加いただいた高橋学長は、姿勢保持装置や車いすの基礎知識、車いすでの移動を重視した住宅設計の定義、モノ作りにかかわる人間としての心構えなど本当に大切な多くのことを学びました。長年福祉用具を製作されてきた光野先生ならではの素晴らしいご講演でした。
第5研究棟のロビーには、光野先生の著書や開発された車いすを展示してありますので、どうぞご覧になって下さい。
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