今回で4回目となるこのセミナーは、世界初の大学クラブを自称する本学の「VICON部」が主体となり、運動解析プロジェクト研究センターにより開催されました。
当日は、理学療法学科の学生を中心に、遠くは関東や名古屋からも熱心な受講生が約30名集い、また、学生版セミナーでありながら社会人や本学教員も多数参加いただきました。
VICON部顧問であり、運動解析プロジェクト研究センター長の江原義弘教授(義肢装具自立支援学科長)の講義で幕を開けたセミナーでは、三次元動作解析装置VICONを使って動作解析を理解するために、参加者は異なる課題を与えられた5つの動作解析チームに分かれ、4日間にわたり測定~解析~発表を行いました。学生・社会人・教員ともども、連日連夜の分析作業を通じて、共通の目標に向かい一体感を肌で感じることのできるセミナーとなったようです。また、最終日には江原センター長より修了証が授与され、参加者たちは一様に、勉強を通じて生まれた友情を確かめ、再開を誓い合いました。
【参加者の感想】
今回のセミナーでは6人ほどの小グループに分かれて行いました。4日間の中でメンバーと何度もディスカッションを行うことで、テキストを使った学習では気付くことのできない関節の動きや働きについて理解を深め、いろいろな発見をすることができました。またセミナーを通して学外の方と深めた友情を大切にしていきたいと思います。
●新潟医療福祉大学理学療法学科1年 佐々木雄大
4日間のゼミでということで頑張りきれるか不安でしたが、学生の皆様の助けもあり、楽しく勉強させていただきました。ゼミの内容は基本的な動作解析から、各班による発表まで盛りだくさんでした。理学療法学科の生徒さんの友達が増えたことが収穫でした。
●日本聴能言語福祉学院義肢装具学科3年 安原弘晃
主観的にみていた動作を客観的にとらえることができ、さらに理解が深まりました。また参加者の皆さんとの交流ができ、これからの活力になりました。苦手意識を持った分野でしたが、参加して本当良かったです。ご指導ありがとうございました。
●藤田保健衛生大学衛生学部リハビリテーション学科3年 伊藤実和
今回のセミナーは他校の学生さんのモチベーションの高さにとても刺激を受けました。私達のグループは歩行について分析をしましたが、様々な視点からの意見はどれも考えさせられるものがあり、歩行という動作は考えれば考えるほど難しい動作だとわかりました。他のグループも様々な方法で各動作を分析しており、発表会ではどれも興味深い結果となりました。セミナーの4日間は動作についてだけではなく、分析・研究する姿勢も学ぶことができ、参加できて本当に良かったと思いました。
●新潟医療福祉大学理学療法学科3年 渡邉さゆり
理学療法学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/pt/index.html
義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/jiritsu/index.html