2月28日(火)、3月1日(水)の2日間にわたり、本学調理学実習室にてイタリア料理講習会が行われました。今年で3回目となるこの講習会は、健康栄養学科卒業年次生を対象に、イタリア料理の専門講師を迎え、その調理法や文化について学ぶことの出来る貴重なものです。

今回の講習会では、私達にも馴染みのイタリア料理から、本場の郷土料理まで様々な料理が組み込まれたセミフルコースを作りました。初日はニョッキ・ミネストローネ・あさりのスパゲッティ・カツレツ・いちごジェラートのタルトを習いました。ミネストローネは調理学実習の授業でも作ったことがある料理でしたが、実習とは異なり、余りものの野菜を上手に活用しコンソメスープで煮込んだイタリアでは一般的な家庭料理というものでした。

2日目はバーニャカオダ(スティックサラダ)・ラザーニャ・プロフィテロール(シュークリーム)を作りました。バーニャカオダは｢温かいお風呂｣という意味で、ソースには大量のニンニク（8人分で3玉！）を使用したので、その量に驚かされました。また、ラザーニャのミートソースは前日から作り、当日はパスタ生地も手作りしたので、作業工程が多く大変でしたが本格的で非常に美味しいものでした。 普段の調理学実習ではイタリア料理だけをメインに取り上げる機会がないのでとても貴重な体験でした。また講師の先生は優しく面白い方で、とても熱心に指導してくださったので、私たちも真剣に実習に取り組みながらも大変楽しむことができました。

今回の実習に参加して学んだことは、単に調理法を習うだけではなく、料理の言われ、パスタの種類、イタリア語や文化をはじめとし、幅広くお話を伺うことができ、大変有意義な一時でした。

最後にこの貴重な機会を与えてくださった諸先生方、講師の先生に感謝し、厚く御礼申し上げます。

健康栄養学科　卒業年次生を代表して　上野